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ロビンフッド、予測市場向けデリバティブ取引所を新設 2026年運営開始

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米国の証券取引アプリ大手ロビンフッドは26日、予測市場事業の拡大に向けて、サスケハナ・インターナショナル・グループ(Susquehanna International Group)と提携し、新たな先物・デリバティブ取引所および清算機関を立ち上げると発表した。

両社はマイアミ・インターナショナル・ホールディングス(Miami International Holdings)傘下のMIAXdxの株式90%を取得する契約を締結し、米商品先物取引委員会(CFTC)の認可を受けた取引所運営基盤を獲得する。新取引所は2026年に運営を開始する予定。

ロビンフッドの先物・国際事業担当副社長兼ゼネラルマネージャーのJBマッケンジー氏は「予測市場に対する顧客の強い需要を受けており、この勢いをさらに加速させることに期待している。インフラへの投資により、顧客により優れた体験と革新的な商品を提供できる態勢が整う」と述べた。

新取引所はロビンフッド・デリバティブや他の先物取引業者向けにサービスを提供し、サスケハナは初日から流動性供給者として参画する。

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予測市場は、将来の出来事の結果に対して人々が予測を取引でき、その価格が市場の集合的な予測を反映する仕組み。近年、投資家・金融業界から強い関心を集めている。ブロックチェーン活用の予測市場大手、ポリマーケット(Polymarket)は、11月に米Yahoo Financeの独占予測市場パートナーとなり、Google Financeも、ポリマーケットとカルシの両方の予測市場データを統合すると発表した。

市場調査によると、予測市場の市場規模は2024年の約15億ドル(約2250億円)から2035年には955億ドル(約14兆3000億円)に達し、年平均成長率46.8%で拡大すると予測されている。

現在、ポリマーケットとカルシが市場をリードしており、両社とも数十億ドル規模の資金調達を相次いで実施している。

ロビンフッドにとって予測市場も急成長分野となっている。同社によると、サービス開始からわずか1年で100万人を超える顧客が90億件の契約を取引し、収益ベースで最も成長の速い商品ラインとなった。

ロビンフッドは今年3月にカルシと提携し、米国政治、マクロ経済指標、スポーツに関する予測市場をアプリ内で提供開始。8月にはNFLやNCAAフットボールに関連するスポーツ市場も展開した。

今回の独自取引所設立により、カルシへの依存を減らし、より多様な契約やサービスを迅速に提供できる柔軟性を獲得すると見られる。

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