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ビットコインのみ投資へ 欧州初のルクセンブルク国家ファンドがETF経由で1%配分

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Cryptobriefingの報道によると、ルクセンブルクのジル・ロス(Gilles Roth)財務大臣は14日、アムステルダムで開催された「Bitcoin Amsterdam 2025」で演説した。

同氏は、同国の世代間ソブリン・ウェルス・ファンド(FSIL)がポートフォリオの1%をビットコイン( BTC )のみに配分したことを明らかにした。

ルクセンブルクはデジタル資産ハブを目指しており、この投資は欧州のビットコイン採用トレンドの象徴という見方もある。

ロス氏は「ファンドの投資方針では、あらゆる仮想通貨への配分が可能だが、ビットコインのみへの投資を選択した」と述べた。同氏は「マイケル・セイラー氏がかつて言ったように、『セカンドベストは存在しない』。我々は長期的な視点で取り組んでいる」と強調した。

ルクセンブルク財務省は先月、FSILがポートフォリオの1%をビットコインおよび他の仮想通貨にETFを通じて配分すると発表していた。運用リスクを回避するため、ビットコインへの投資は複数のETFを通じて行われるという。

関連: ルクセンブルクの政府系ファンド「FSIL」、ビットコインETF投資が明らかにポートフォリオの1%相当

FSILは欧州で初めてビットコインに投資したソブリン・ウェルス・ファンドとなった。同ファンドは2014年に設立され、今年6月30日時点で総資産は約7億6400万ユーロ(約1250億円)で、1%のビットコイン配分は約764万ユーロ(約12億5,000万円)に相当する。

ルクセンブルクの金融センターは、デジタル資産分野における欧州の主要ハブとしての地位確立を目指している。

同国は既に欧州初のトークン化マネー・マーケット・ファンドの本拠地となっている。最近では、大手の上場仮想通貨取引所コインベースが、MiCA(EU仮想資産市場規制)に基づく新ライセンスを取得し、ルクセンブルクに欧州拠点を設立した。同社は来年末までに従業員数を2倍にする計画だ。

また、国際銀行大手のスタンダードチャータードは、欧州におけるデジタル資産カストディサービスを提供するため、ルクセンブルクに支店を開設した。

ロス氏は今回の演説で「仮想通貨、特にビットコインは解決策の一部だ」と述べ、「欧州の政治指導者の間でも、ビットコインを研究する人が増えている」と強調した。

関連: 欧州が仮想通貨・証券の統一監督機関設立を検討米SECモデルに

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