GrayscaleソラナETF上場控え 市場の熱気高まる
米資産運用大手グレースケール・インベストメンツは、同社のソラナ信託Grayscale Solana Trust(ソラナ信託)をETF(上場投資信託)に転換し、ティッカー「GSOL」で29日にニューヨーク証券取引所(NYSE Arca)での取引を開始すると発表した。この転換により、従来の店頭取引から主要取引所での取引が可能となる。
GSOLは米国最大規模のソラナ現物ETFで、運用資産残高(AUM)は約1億500万ドル(約160億円)に達する。同ETFは年率0.35%の運用手数料を設定し、ソラナネットワークのステーキング機能を備えることで、投資家に通常の証券口座を通じて SOL への直接エクスポージャーとステーキング報酬の両方を提供する。
GSOLに先立ち、ビットワイズのソラナ・ステーキングETF(BSOL)は28日に取引を開始し、初日に5,600万ドル(約85億円)の出来高を記録した。ブルームバーグ・インテリジェンスのシニアETFアナリスト、エリック・バルチュナス氏によれば、これは2025年に上場した全てのETFの中で最大の初日出来高となった。
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同日にはキャナリー・キャピタルのライトコインETF(LTCC)とヘデラETF(HBR)もナスダックで取引を開始した。LTCCの初日出来高は40万ドル(約6,000万円)、HBRは400万ドル(約6億円)となった。
今回の上場は、米国政府閉鎖が続く中で実現した。SECが10月9日に発表したガイダンスにより、S-1登録届出書が20日後に自動承認される仕組みを利用した。政府閉鎖で業務が制限される中でも、仮想通貨ETF市場は活発な動きを見せている。
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