テザー 今年2.3兆円の利益見込む、米国向け「USAT」は1億米国ユーザーへのリーチ目指す
ブルームバーグがが25日に報道したところによると、世界最大のステーブルコイン発行企業テザー・ホールディングスは今年の利益が150億ドル(2.3兆円)に達する見込みだ。パオロ・アルドイノCEOがスイス・ルガノで開催されたプランBフォーラムの取材で明らかにした。
エルサルバドルに拠点を置く同社は、世界最大のステーブルコインUSDTを発行している。先月ブルームバーグが報じたところによると、テザーは同社の約3%の株式と引き換えに最大200億ドルの資金調達について協議を行っており、この取引が実現すれば企業価値は約5,000億ドル(約76兆円)となり、世界で最も価値の高い非上場企業の上位に躍り出ることになる。
テザーのUSDTトークンは、主に現金と短期米国債で構成される準備金によって1ドルとのペッグを維持している。この準備金は高金利環境を背景に昨年約130億ドルの利益を生み出した。アルドイノCEOは「これほどの利益率は非常に稀だ」と述べ、同社には外部投資の必要はないが、投資希望が殺到しているため無視できない状況だと説明した。
現在約1,830億ドル相当のUSDTトークンが流通しており、ステーブルコイン市場全体の約60%を占めている。テザーの利益率は99%に達しており、同社は「非常に安価だと考える評価額でラインを引く必要がある」としている。
テザーは今年後半に米国市場向けの新たなステーブルコイン「USAT」を立ち上げ、米国への再参入を計画している。コインデスクの報道によると、USATは12月にローンチ予定で、1億人の米国ユーザーベースを目指す。
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