リミックスポイント、米ビットワイズのBTC保有企業ETFに新規採用
米仮想通貨運用企業ビットワイズが3月から提供する株式インデックスファンド「ビットコイン・スタンダード・コーポレーションズETF(OWNB)」に、日本のリミックスポイントが新たに組み入れられた。同ファンドは1,000BTC以上を保有する上場企業に投資するもので、現在70社以上の企業が合計65万BTC以上を保有している。
組み入れ銘柄はビットコイン保有量に基づいて加重され、最大保有銘柄は分散投資のため各リバランス時に20%に制限される。トップ5はストラテジー(17.32%)、マラ・ホールディングス(9.41%)、クリーンスパーク(6.61%)、ビットファームズ(5.60%)、ライオット・プラットフォームズ(5.56%)となっている。
日本企業ではメタプラネットが2.70%、新規組み入れとなったリミックスポイントが2.03%の組み入れ比率で含まれている。リミックスポイントは10月時点で1,382BTC(227億円)を保有しており、ビットワイズのファンド組み入れ基準である1,000BTC以上の条件を6月の時点ですでにクリアしている。
同ファンドは四半期ごとにリバランスを実施し、保有資産の33%未満がビットコインである適格企業は1.5%の加重となる。ファンド自体はビットコインに直接投資せず、デリバティブを通じた間接投資も行わない。株式投資を通じてビットコイン保有企業へのエクスポージャーを提供する設計だ。
今回の新たな組み入れについて、リミックスポイントは声明で、「このたび当社が、Bitwise社の『Bitwise Bitcoin Holdings ETF』において、世界の主要企業とともに一定量のBTCを保有する上場企業の一社として選ばれたことについて光栄に思います。当社はビットコインを企業財務戦略の一環として位置づけ、中長期的な視点から持続的な企業価値の創出に取り組んでまいります」と述べている。
リミックスポイントの仮想通貨保有状況は8月の決算発表時点で、ビットコイン以外にイーサリアム901.44ETH、ソラナ13,920.07SOL、エックスアールピー119万XRP、ドージコイン280万DOGEを含め、合計約224億円相当(8月の評価)となっている。
関連: リミックスポイント決算発表、ビットコイントレジャリー事業主軸で大幅増益
「量子コンピュータはビットコインの最大リスク」、CoinMetrics共同創設者が警告
CoinMetrics共同創業者ニック・カーター氏が、量子コンピュータがビットコインの暗号セキュリティに及ぼす脅威について警告する論説を発表。ビットコインのセキュリティの仕組みについて解説し、量子技術...
ビットコインL2「Arkade」ベータ版公開、BTC上のステーブルコインや貸借の基盤に
Ark LabsがビットコインL2「Arkade」のベータ版を公開した。オフチェーンでステーブルコインやレンディング機能を実現し、ライトニングネットワークを補完する新基盤を目指す。...
米国初で百貨店チェーンが仮想通貨決済導入、創業110年の「Bealls」
創業110年の米百貨店チェーンBeallsが仮想通貨決済を導入。Flexa経由でビットコイン、イーサリアムなどに対応。全米初、複数ブロックチェーンから同時決済を受け入れる小売業者に。...