米国初で百貨店チェーンが仮想通貨決済導入、創業110年の「Bealls」
創業110年を迎える米国の百貨店チェーン「Bealls」は20日、仮想通貨決済の受け入れを開始すると発表した。同社はデジタル決済プラットフォーム「Flexa」を通じて、ビットコイン( BTC )、イーサリアム( ETH )、主要なステーブルコインを含む数十種類の仮想通貨を決済手段として対応する。
声明によると、同社は22州で660店舗以上を展開している。今回の導入により、Beallsは全米初となる、複数のブロックチェーンで仮想通貨決済を受け入れる小売チェーンとなった。
決済には「Flexa Payments」が利用される。同サービスは、ビットコイン、イーサリアム、USDCなどのステーブルコインを含む99種類以上のデジタル通貨に対応し、300以上のウォレットアプリから支払いが可能だという。
Beallsのマット・ビール(Matt Beall)会長兼CEOは「仮想通貨は世界の取引方法を変えるだろう。Flexaとの提携は、今後110年にわたるイノベーションの継続を意味する」と述べた。
声明では、2025年初頭時点で米国成人の約28%、約6,500万人が仮想通貨を保有していると指摘している。老舗小売業の仮想通貨決済導入は、こうした市場の広がりを背景にした動きとみられる。
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