イーサリアム財団、95億円以上のETHを内部ウォレットへ移動
イーサリアム( ETH )財団が16万ETH(95億円以上)を別のウォレットに移動したことが22日のアーカムデータで明らかになった。
アーカムによると、移動先のウォレットは過去にイーサリアム売却に使用されており、クラーケンへの入金やシャープリンク・ゲーミングとの取引を行うマルチシグウォレットへの大規模な送金のみを行っていたという。
一方、財団の共同事務局長ワン・シャオウェイ氏はX上で、今回の移動は予定されていたウォレット移行の一環だと迅速に説明した。
先月、財団は研究開発、寄付、助成金の資金調達のため、クラーケン経由で1万ETHを売却した。アーカムのデータによると、財団が管理するウォレットは現在8.27億ドル相当のトークンを保有しており、大部分がETHだが、BNB、ビットコイン、アービトラムも保有している。
関連: イーサリアム財団、6.6億円相当ETHをステーブルコインに換金予定
今回の移動は財団の支出をめぐる最近の議論と重なっている。イーサリアム( ETH )財団の元主任開発者ペーテル・シラージ氏が昨年末財団幹部に送った書簡を公開し、仮想通貨コミュニティ内で議論を引き起こした。
シラージ氏は書簡で、新しいイーサリア関連プロジェクトの成功が共同創設者ヴィタリック・ブテリン氏を含む財団の中核メンバーとの関係に大きく依存していると主張。また、イーサリアムの時価総額が数千億ドルに成長したにもかかわらず、自身の6年間の報酬総額が約62.5万ドルだったと明かした。
イーサリアム財団は今年大規模な組織再編を進めている。開発者チームの再構成を実施し、残りのETH準備金の管理と新たな配分計画を打ち出した。
関連: イーサリアムの価格と将来性を解説|今後の注目ポイントと中長期の成長シナリオ
コインベースがエコーを570億円で買収、オンチェーン資金調達強化へ
コインベースはオンチェーン資金調達プラットフォームのエコーを約3億7500万ドルで買収すると発表した。今年8件目の取引となり、仮想通貨企業の資金調達支援を拡大する方針だ。...
15分間でビットコイン・イーサリアム価格変動を予測、ポリマーケットの新サービス
ポリマーケットはチェーンリンクのオラクルネットワークを活用した15分間の仮想通貨価格予測市場を立ち上げた。短期価格変動賭けを提供。...
ビットコイン大口保有者が現物をETFへ持ち替える事例、ブラックロックなどで増加傾向に=ブルームバーグ
仮想通貨ビットコインの大口保有者が、自身の現物をETFに持ち替える事例が増加していることがわかった。これは今年7月の米SECによるルール変更に伴う動きである。...