X、ユーザーネーム市場を開設し最高100万ドルで販売開始
X(旧ツイッター)がプレミアム会員向けにユーザーネーム市場を開設し、非アクティブなアカウントのユーザーネームを最高100万ドルで購入または利用できるようにした。広告収入が減少する中、ユーザーネームをデジタル不動産として収益化する試みだ。
市場はプレミアムプラスとプレミアムビジネス会員のみがアクセス可能で、休眠ユーザーネームを「プライオリティ」と「レア」の2つのカテゴリーに分類する。プライオリティユーザーネームは「@ジョンスミス」や「@リサ35」のようなフルネーム、複数単語のフレーズ、英数字の組み合わせで、リクエストは無料だ。ただし、プレミアム会員を解約すると30日間の猶予期間後にユーザーネームは回収される。
レアユーザーネームは「@ピザ、@トム、@ワン」のような短く汎用的なものが対象で、文化的重要性と需要に応じて2,500ドルから100万ドル以上の価格が設定される。プライオリティユーザーネームと異なり、購入したレアユーザーネームはプレミアム会員を解約しても保持できる。プレミアムプラスとプレミアムビジネス会員のみが購入プロセスを開始できる。
Xはユーザーネームの転売を禁止している。「市場を通じて取得したユーザーネームは譲渡不可能で、プラットフォーム外での売買はアカウント停止につながる可能性がある」と同社は説明した。プライオリティユーザーネームのリクエストは通常3営業日以内に審査され、すべてのリクエストが承認されるわけではない。
レアユーザーネームは限定期間のドロップで複数ユーザーが応募できる場合と、招待制の直接購入が可能な場合がある。ドロップでの選定は、Xへの過去の貢献、ユーザーネームの使用目的、プラットフォーム上でのエンゲージメントとリーチに基づいて行われる。直接購入の価格は単語の人気度、文字数、文化的重要性などの要因で決定される。
Xは数十億人のユーザーを抱え、希望するユーザーネームが既に使用されている可能性が高い。同社はこの市場を「もはやアクティブに使用されていないが、古いアカウントに紐付いているユーザーネームを再配分する初の試み」と位置付けている。なお、ユーザーネーム変更後もフォロワー、投稿、アカウント設定は変更されない。
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