バイナンスが600超のアカウント禁止、違反ツール使用で永久資格剥奪へ

仮想通貨取引所バイナンスは、無許可のサードパーティツールを使用した600以上のアカウントを禁止したと19日に中国語のX公式アカウントで発表した。声明によると、先週チームの審査により違反ツールを使用したアカウントが特定され、禁止措置が取られた。

バイナンスは即日より、違反ツールの使用やバイナンス取引所、バイナンスウォレット、バイナンスアルファの規約違反が確認されたアカウントに対し、全てのバイナンス活動への参加資格を永久剥奪し、アルファ活動で得た全収益を没収する権利を留保すると発表した。

バイナンスアルファとは、2024年後半に開始されたバイナンスウォレット内の教育プラットフォームで、初期段階のWebx3プロジェクトやトークンへのアクセスを提供している。

バイナンスは具体的なツールの詳細を明らかにしていないが、過去の公式ガイダンスによると未承認の取引ボット、スクリプト、API不正使用、アカウント共有などが利用規約違反として停止措置の対象となっている。

バイナンスはユーザーに不正行為の報告を呼びかけ、各ケースで最初に検証された通報者に対し、回収された利益の最大50%を報奨金として提供する制度を導入した。より安全で透明性の高い環境構築のため、コミュニティの監視参加を求めているという。

関連： コインベース、競合バイナンスのBNBを上場の計画CZ氏は関連トークンの取り扱いも推奨

関連： バイナンス、大規模ロスカットのユーザーに455億円相当救済金を配布