コインベース、インド大手の仮想通貨取引所CoinDCXへ投資 評価額3700億円相当
米最大手取引所コインベースは15日、インドの暗号資産取引所CoinDCXへの出資を発表した。ロイター通信によると、今回の投資によりCoinDCXの投資後企業価値は24.5億ドル(約3700億円)と評価される。
コインベースは今回の投資について「インドおよび中東地域に見出している可能性を裏付けるものだ」とし、同地域の暗号資産の未来へのコミットメントを拡大する姿勢を示した。
同社は「14億人を超えるインドの人口、拡大するテクノロジーの普及、そして1億人を超える暗号資産保有者を擁するインドと中東は、暗号資産の未来において大きな役割を果たす」と強調している。
CoinDCXによると、同社は2018年に設立され、7月時点で2040万人を超えるユーザーを抱えている。全製品における年換算取引高は1650億ドル(約24兆7000億円)に達し、預かり資産は12億ドル(約1800億円)超、年換算売上高は1億4100万ドル(約211億円)としている。
一方、CoinDCXは今年7月、4420万ドル(約66億円)相当の暗号資産ハッキング被害に遭っていた。
これは昨年のWazirXの約2億3500万ドル(約350億円)流出に次ぐ、インド国内で2番目に大きな暗号資産盗難事件となった。同社は自己資金で損失を補填し、迅速にセキュリティ対策を強化した。コインベースの今回の投資は、この事件から数カ月後に行われた。
関連: ステーブルコイン史上最大の買収案件か、コインベース・マスターカードが買収競合=フォーチュン誌
関連: 米最大手取引所コインベース開発のBaseが「トークン専門家」を募集開始独自トークン検討か?
モブキャストHD、ソラナ投資に5億円を投じる計画 暗号資産事業への本格参入
モブキャストHDは暗号資産事業への本格参入を決定し、ソラナ(SOL)購入に向け5億円を投資する計画を発表。ステーキング収益も視野に入れる。...
リップル、南アフリカでカストディ事業強化 金融大手アブサバンクと提携
リップルは南アフリカのアブサ銀行と提携し、アフリカで初の大手カストディパートナーを獲得。デジタル資産の安全な保管と事業拡大を進めます。...
イーサリアムFusakaアップグレード、テストネットSepoliaで有効化 12月メインネット実装へ
イーサリアムの次期アップグレード「Fusaka」が10月14日、テストネットSepoliaで稼働開始した。PeerDAS技術により処理負担を大幅軽減し、取引速度を最大12,000件/秒まで向上。12月...