BNBチェーン、68億円相当のBNBをエアドロップへ ミームコイントレーダーを支援
BNBチェーンは13日、暗号資産(仮想通貨)市場が先週の終わりに大荒れしたことを受け、計4,500万ドル(約68億円)相当の仮想通貨 BNB をエアドロップする計画「$45M Reload Airdrop」を発表した。
今回のエアドロップの目的は、相場変動時にミームコインをトレードして損失を被ったユーザーを支援すること。エアドロップの対象となるのは、先週にミームコインのトレードをした16万超のアドレスだとした。そして、詳細はBNBチェーンの公式チャンネルで近く発表すると述べている。
仮想通貨市場は日本時間11日にかけて、中国に対するトランプ関税の発表の影響を大きく受けて急落した。その後にBNBチェーンと関係の深い大手仮想通貨取引所バイナンスが一部ユーザーへの補償を発表するなど、今回の相場急落は投資家に大きな影響を与えている。
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BNBチェーンは今回の取り組みにおいて、トークンローンチプラットフォームのFour.Memeと協業し、DEX(分散型取引所)のPancakeSwapやバイナンスウォレットらの支援を受けながらエアドロップを実施する。
発表では、ミームコインのコミュニティはBNBチェーンのエコシステムにおいて非常に活動的かつクリエイティブであると述べ、今回の相場急落の影響を大きく受けたとの認識を示した。そして、エアドロップを行うことでユーザーや開発者への感謝の意を示すとしている。
エアドロップは今週から開始して、11月の初めまでに完了する予定だ。
なお、今回の発表を受けて、バイナンスのチャンポン・ジャオ(CZ)前CEOは「もともとエアドロップの額は4,400万ドルだった」とXに投稿。そして「誰かが100万ドルを追加した」と述べている。
先週、BNBチェーン上でミームコインが活発に取引されていることは明らかになっていた。
blocknewsが報じたところによれば、Bubblemapsのデータによると、当時は10万人を超える新規トレーダーが流入し、そのうち70%が利益を上げていた。特に注目すべきは、40のウォレットが100万ドル以上の利益を記録しており、あるクジラ投資家は1,000万ドル以上を獲得したという。
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なお、BNBの価格は14日朝の本記事執筆時点で1,281ドル。CoinMarketCapのデータによれば、相場急落後に値を戻し、13日に過去最高値を更新した。

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