BNBが大台の1000ドル突破、DOGEとXRP ETFの取引量はアナリスト予想を大きく上回る
暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコイン( BTC )は前日比+0.24%の1BTC=117,164ドルに。
主要アルトコインでは、BNB(旧:バイナンスコイン)が過去最高値を更新。1,000ドルの大台を突破した。
高騰の背景にはバイナンス創業者チャンポン・ジャオ(CZ)氏のCEO復帰思惑や、トークンローンチプラットフォーム「Megadrop」を巡るBNBの旺盛な需要がある。
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一方、エリザベス・ウォーレン上院議員をはじめとする民主党議員らは、バイナンスが現在も受けている43億ドル規模の執行命令について、トランプ政権が制約を緩和しているとの報道を受けて懸念を表明した。
彼らは司法長官に書簡を送り、この問題について質問を投げかけている。
バイナンスは民主党のバイデン前政権時代、2023年に制裁違反や不十分なマネーロンダリング対策、適切なライセンスなしでの運営などの理由で米国当局と和解に至った経緯がある。
この際、CZ氏は罪を認めて辞任し、短期間の懲役刑に服した。現在もバイナンスは独立したコンプライアンス監視機関による監視下に置かれている。
報道によれば、民主党議員らが特に問題視しているのは、トランプ政権がこの監視体制の廃止について協議したとの報道と、ワールド・リバティ・ファイナンシャルを通じたトランプ大統領の家族とバイナンスとの継続的な財政的つながりだ。議員らはCZへの恩赦が検討されているかどうかも含めて、司法省に回答を求めている。
資産運用会社REX SharesとOsprey Fundsが、史上初となるドージコインETF(DOJE)と米国初の現物XRP ETF(XRPR)を立ち上げ、市場関係者を驚かせる結果となった。
両ファンドは取引開始から数時間で合計3,000万ドルを超える取引量を記録し、アナリストの予想を大幅に上回る滑り出しを見せたからだ。
DOJEは最初の1時間で約600万ドル、XRPRはわずか2時間で2,400万ドルの取引量を達成した。ブルームバーグのETF専門アナリスト、エリック・バルチュナス氏は控えめな取引量を予想していただけに、この結果に驚きを示した。
これらのETFは、ビットコインやイーサリアムの現物ETFとは異なり、「1940年投資会社法」に基づいて組成されている。米SEC(証券取引委員会)が承認したイーサリアムETFなどは「1933年証券法」に基づくもので、対象となる暗号資産を直接保有する仕組みである。
これにより、対象となる暗号資産を直接保有するだけでなく、他の現物ETFへの配分も組み込むことで投資会社法の規制要件を満たしながら、投資家が求めるエクスポージャーを提供する仕組みとなっており、規制面での承認を得やすいという利点があるとされる。
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