mt logoMyToken
リアルタイム建玉
$186,352,334,961.27 -0.02%
24時間強制決済
$661,238,953.86 +3.97%
FGI:
0%
ETH Gas
Cryptos
交換

「強気相場は2028年まで継続」アーサー・ヘイズがその理由を語る|WebX2025

収集
シェア

大型Web3カンファレンス「WebX」では25日、著名暗号資産(仮想通貨)アナリストのアーサー・ヘイズ氏がオープニングセッションに登壇した。米国政府がステーブルコインを国家政策として推進する理由と、これが仮想通貨市場に与える影響について詳しく解説し、現在の強気相場は2028年まで続くだろうと予測している。

「WebX」は国内最大手のWeb3メディア「CoinPost」を運営する株式会社CoinPostが企画し、一般社団法人WebX実行委員会が主催するWeb3カンファレンスで、今年は8月25日と26日に「ザ・プリンスパークタワー東京」で開催されている。

米国政府がステーブルコインを推進する最大の理由は、巨額の財政赤字にある。現在10〜13兆ドル規模とされるユーロダラー市場の資金を、政府がコントロール可能なステーブルコイン・エコシステムへと誘導することが狙いだ。ヘイズ氏は、スコット・ベッセント米財務長官が「バッファロー・ビル」のように各国に圧力をかけ、ステーブルコイン採用を促進すると予測。

ヘイズ氏によると、ステーブルコインがユーロダラー市場に与える影響は劇的だ。従来、海外銀行に預けられていたドル預金は米国の監視外にあったが、ステーブルコインは米国の銀行システム内で管理される。発行体は受け取った資金で米国債を購入するため、政府は安定した買い手を確保できる。この仕組みにより、ベッセント財務長官はFRBを迂回して短期金利をコントロールできるようになる。

投資家への恩恵は?

そして、DeFi(分散型金融)分野では、膨大なステーブルコイン供給が新たな投資機会を創出する。ヘイズ氏は特にEthena、Hyperliquid、Ether.Fi、Codexの4つのプロジェクトに注目している。これらのプラットフォームは、ステーブルコイン保有者に利回り獲得機会を提供し、従来の金融システムでは不可能だった金融サービスを実現するという。

さらに、最も重要な予測は、現在の強気サイクルが2028年まで継続する可能性という点だ。ヘイズ氏はステーブルコイン供給が10兆ドルに達し、FF金利が2%まで低下すると予測している。この期間中、DeFiプロジェクトへの大規模な資金流入が期待される。

一方、グローバル・サウス諸国では、フェイスブックやX(旧ツイッター)などのソーシャルメディア・プラットフォームを通じたドル口座提供が現実化する見込みだ。これにより約4兆ドルの新たな需要が米国債市場に流入し、各国政府の通貨政策コントロールを弱体化させる効果も見込めると語っている。

ヘイズ氏は、この「100年に一度の市場機会」は、石油王ジョン・D・ロックフェラーの時代に匹敵する構造変化をもたらすと強調。投資家は従来の中央集権的取引所から分散型プラットフォームへの資金移動と、ステーブルコイン・エコシステム内での新たな金融サービス拡大に注目すべきだと提言している。

WebXとは、日本最大の暗号資産・Web3専門メディア「CoinPost(コインポスト)」が主催・運営する、アジア最大級のWeb3・ブロックチェーンの国際カンファレンスです。

このイベントは、暗号資産、ブロックチェーン、NFT、AI、DeFi、ゲーム、メタバースなどのWeb3関連プロジェクトや企業が集結。起業家・投資家・開発者・政府関係者・メディアなどが一堂に会し、次世代インターネットの最新動向について情報交換・ネットワーキングを行うイベントです。

数千名規模の来場者と100名以上の著名スピーカーが参加し、展示ブース、ステージプログラムなどを通じて、業界最前線、グローバル規模の交流とビジネス創出が行われます。

日本市場は、政府によるWeb3政策の後押しを受け、世界各国から大きな注目を集めています。

他の先進国と比較した時の日本経済・国際競争力の低下が問題視される中、越境を強みとするWeb3分野は、アニメ、マンガ、ゲームなどIP(知的財産)大国と呼ばれる日本のコンテンツ産業等、さまざまな業種のDX(デジタル変革)化や、グローバル事業への進出を大きく後押しする可能性があります。

しかしながら、言語環境等を背景とした閉じた制度設計や最先端技術を取り巻く環境実態に則していない規制面などが課題としてあり、国外への人材流出、有望スタートアップの育成不足が課題として挙げられます

また、日本国内の事業者からは、Web3事業を進めるための知識やビジネスアイデアの構築、企業間ネットワーク、専門知識を有する人材不足などが浮き彫りになっていることが指摘されます。

このような背景を踏まえ、CoinPostでは、Web3分野で国際間交流と情報・人材の流通網を確立できる国際カンファレンスの確立がアジア市場における日本のブロックチェーン産業全体の成長に必要不可欠であると考えております。

日本だけでなく、世界各国でWeb3関連事業に携わる企業や関係者が一堂に会するイベントを開催するにあたり、第3回となる「WebX 2025」を開催する運びとなりました。

免責事項:この記事の著作権は元の作者に帰属し、MyTokenを表すものではありません(www.mytokencap.com)ご意見・ご感想・内容、著作権等ご不明な点がございましたらお問い合わせください。
MyTokenについて:https://www.mytokencap.com/aboutusこの記事へのリンク:https://www.mytokencap.com/news/524417.html
関連読書