創業77年の北紡、ビットコイン累計購入額5700万円に
東証スタンダード上場の北紡(3409)が8月7日、ビットコイン( BTC )購入状況の続報を発表した。7月24日と8月6日の2回にわたり計3.32BTC(累計5,719万円)を取得し、平均取得単価は1BTC当たり1,722万8,115円となった。
同社は8月8日から毎営業日200万円相当のビットコインを継続的に購入する定期購入方針を開始する。総投資枠8億円の範囲内でドルコスト平均法による取得を継続し、価格変動リスクの分散を図る戦略だ。
一方、購入停止の条件として、1週間以内に30%超の急激な価格変動、重大な規制・税制変更、ビットコインネットワークへの大規模ハッキングや技術的障害を想定している。市場環境を慎重に監視しながら投資を継続する方針を示した。
関連: 創業77年の北紡、ビットコイン購入開始
1948年創業の繊維メーカーである同社は、6月30日の定時株主総会で事業目的追加の承認を得て仮想通貨事業に本格参入。購入資金は第4回新株予約権による調達資金の一部を充当し、保有ビットコインの一部をレンディング事業者への貸借取引で運用する計画だ。
北紡はビットコインをグローバルスタンダードな「価値の保存手段」と位置づけ、海外事業者との提携を含むクロスボーダーサービスに活用予定。ブロックチェーン技術の進化と規制明確化を背景に、多様な事業戦略推進の基盤資産として長期保有する方針だという。
関連: ビットコインを保有する上場企業ランキング|日本・米国の注目企業を解説
ビットバンク 8月14日にSUI(スイ)上場へ
ビットバンクが8月14日からSUI(スイ)の取扱いを開始。元Meta開発陣による次世代ブロックチェーンで、並列処理技術により高速取引を実現。現物取引、販売所、レンディングサービスに対応し、9月11日ま...
アルトコインを保有する上場企業一覧|ETH・SOL・XRPなど主要銘柄別に分析
イーサリアム、ソラナ、リップル社開発のXRPなど、ビットコイン以外の仮想通貨をトレジャリー戦略で保有する上場企業が急増中。銘柄別一覧とともに投資効率や保有動向をわかりやすく分析。...
ビットコイン市場、最高値更新後「優柔不断」な局面に=Glassnode分析
ブロックチェーン分析企業Glassnodeは週次市場レポートで、ビットコイン市場は現在、最高値更新後の「優柔不断な」調整局面にあり、価格は「エアギャップ」と呼ばれる流動性の低い領域に留まっていると分析...