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盗まれたサトシ・ナカモト像、ルガーノ湖から破損状態で回収 復元に向け署名活動も

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8月3日に盗難が報告されていた、ビットコインの生みの親であるサトシ・ナカモトの像が4日、スイスのルガーノ湖から、市の職員の手によって回収された。

ルガーノ湖畔にあるチアーニ公園に設置されていたサトシ・ナカモトの像は、8月2日未明に何者かによって台座から引き剥がされ、行方不明となっていた。湖から引き上げられたサトシ像は、複数の破片に切断された状態で発見されたため、単なる悪戯ではなく、意図的な破壊行為によるものと考えられている。

サトシ像消失のニュースは3日、ソーシャルメディアX上で拡散され、ビットコインコミュニティからは憤りの声が上がっていた。サトシ像を制作したアート集団 「Satoshigallery」は、直ちに0.1BTC(執筆時価格:約168万円)の報奨金を提示し、像の回収につながる情報提供を呼びかけた。

Satoshigalleryは「私たちのシンボルを盗むことはできても、決して私たちの魂を盗むことはできない」と述べ、同集団が目標とする世界21か所へのサトシ像の設置運動を継続する決意を改めて表明した。

また、サトシ像を復元するための署名運動もルガーノ市民グループによって開始され、テザー社のパオロ・アルドイノCEOも賛同を表明している。Satoshigalleryは、サトシ像が安全に展示されることを条件に、新たな像の制作と提供にかかる費用を全額負担するとしている。

署名運動を主導する団体の広報担当者ルカ・エスポジト氏は、サトシ像という作品について次のように述べている。

Satoshigalleryは、イタリア人アーティストのヴァレンティーナ・ピコッツィ氏(Valentina Picozzi)が主宰するアート集団。ピコッツィ氏は2012年にビットコインに魅了されて以来、ビットコインに関する啓蒙運動を行うアーティストとして活動している。

「イメージは文化を創造し、文化は価値観を形作り、価値観は未来を決定する」という理念に基づき、ビットコインとその創造者サトシ・ナカモトの理念をアートを通じて表現し、ビットコインの文化と人々を結びつけることを目指している。

Satoshigalleryは主に彫刻やインスタレーションなどの公共アートを制作。ビットコインの総供給量2,100万BTCにちなみ、世界21カ所にサトシ・ナカモトをテーマにしたアートを設置するプロジェクトを推進している。

今回の事件は、単なるアート作品制作の枠を超え、ビットコインの文化的・社会的運動の一翼を担うSatoshigalleryのミッションに対する注目を高め、コミュニティの結束を強めることにつながったようだ。

関連: サトシ・ナカモトのビットコイン資産推定20兆円、ビル・ゲイツ氏を上回る

今回、破損されたサトシ像「Disappearing Satoshi」は、2024年10月25日にスイス・ルガーノ市で開催されたビットコイン会議「Plan₿ Forum」においてルガーノ市に寄贈されたものだ。ルガーノ市は暗号資産(仮想通貨)のハブとなることを目指しており、この像は地域のランドマークとして設置された。

現在、世界には、3体のサトシ像が設置されている。(ルガーノ市の像を含む)

第二のサトシ像はビットコインを世界で初めて法定通貨として導入したエルサルバドルにある。今年2月、サンサルバドルのマルテ博物館で公開され、現在は、同国のビットコイン・ビーチに設置されている。

そして、第三のサトシ像は東京にある。今年4月にオープンした「Tokyo Bitcoin Base(TBB)」に設置され、ビットコインのさらなる普及を目指す同施設のシンボルとなっている。

Satoshigalleryはこの作品について、次のように形容している。

関連: ビットコイン特化型施設「Tokyo Bitcoin Base」がオープンサトシ・ナカモト像のお披露目も

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