億万長者アダム・ワイツマン、Yuga Labsから5000点以上のNFT購入へ
投資家で億万長者のアダム・ワイツマン氏は5日、「Bored Ape Yacht Club(BAYC)」開発で知られるWeb3スタジオ「Yuga Labs」から5,000点以上のNFT(非代替性トークン)を購入すると発表した。
詳細な買収金額などは明らかにされていないものの、ワイツマン氏による「数百万ドルのコミットメント」が契約条件に盛り込まれている。ワイツマン氏は、次のようにXに投稿した。
Othersideは、現在開発中のオンライン多人数参加型RPGの要素を持つメタバースである。NFTがゲーム内でプレイできるキャラクターとなり、何千人ものプレイヤーがリアルタイムで一緒に遊ぶことが可能だ。
Othersideが2022年5月に初めてローンチされた際、メタバース内の仮想土地を示すNFT「Otherdeeds」は数時間で完売。Yuga Labsは3億1,700万ドル(約470億円)の売上金を得ていた。
このNFTは、所有者にゲーム内の土地と、その土地に住む「Koda」と呼ばれる生き物の権利を与えるものだ。
一方でThe Blockのデータによると、現在イーサリアム(ETH)上のNFT市場における取引量は2022年5月と比べて約5分の1ほどに減少している。ワイツマン氏はこうしたことも背景にして「この分野には希望の光が必要だ」とも述べた。
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nowmediaによると、ワイツマン氏は購入契約の上で、今後数年間Otherdeedを売却しないことを約束している。Yugaから5,000枚のOtherdeedを買収する他、今後1年間の間に公開市場で買い増しを行う。
購入予定の数量は明かしておらず、取得した資産はすべて転売禁止となる契約だ。
Yuga Labsのアートディレクターを務めるイーライ・シャインマン氏は、次のように話した。
ワイツマン氏は、 Othersideの視覚的デザインや、植物、資源など物語設定が魅力的だと語っている。
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