暗号資産取引所MEXC、MEXC Alpha機能で上場前トークンが現物アカウントから直接取引可能に
暗号資産(仮想通貨)取引所MEXCの成長が著しい。CoinGeckoのデータ(2025年3月29日時点)によると、暗号資産取引高ランキングでは日間取引高が約55億ドルに達し、トップ10にランクインしている。
MEXCは現物取引と先物取引の両方のサービスを運営しており、先物取引では最大500倍のレバレッジを提供するほか、新規トークンでは他の主要取引所より早くMEXCで先行上場されることが増加傾向にあり、トレーダーの関心を集めている。
中央集権型取引所(CEX)と分散型金融(DeFi)を組み合わせたソリューションも開発中であり、新機能のMEXC Alphaでは、新規上場前のオンチェーントークンを現物アカウントから直接取引可能な機能を実装。ブリッジやスワップ処理を省略し、市場機会への迅速なアクセスを実現した。
主要暗号資産を対象としたステーキングサービスでは、外部のデジタルウォレットを必要とせず、初心者でも利用しやすい設計に。
特にソラナ(SOL)のステーキングでは、代替トークンであるMXSOLを発行するリキッドステーキングを導入し、推定APYは2025年7月17日時点で7.53%に。ステーキング報酬を得ながら、代替トークンの取引が可能となっている。
また、今年6月には傘下のMEXC Venturesが運営するCSRイニシアチブ「MEXC IgniteX」が、ソラナエコシステムの人材ネットワークSuperteamとの戦略的提携を発表した。
MEXCの由来となった4つの戦略を柱とする。
3,000以上の現物取引ペアを提供し、メイカー手数料0%、テイカー手数料0.05%という業界最安水準の料金体系を実現。主要競合他社と比較して、高頻度取引を行うトレーダーにとってコスト優位性を提供している。
先物プラットフォームでは、最大500倍のレバレッジに対応しており、ハイリスクハイリターンを志すトレーダーの需要を集めているものと見られる。
セキュリティ対策では、第三者機関CER.liveから「A」評価を獲得したと発表。資産管理ではホットウォレットとコールドウォレットを併用し、セキュリティ監査会社Hacken社と提携して監査・監視体制を構築している。
リスク管理としては、6億5,700万ドル相当と大規模な基金を2つ設置し、ユーザー資産の保護体制を整備している。透明性向上の取り組みとして、2ヶ月ごとに準備金証明レポートを公開し、常に100%を上回る準備金率を維持していると報告している。
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