米フィデリティの子会社、メタプラネットの筆頭株主に
株式会社メタプラネット(3350)は15日、米金融大手フィデリティ・インベストメンツの完全子会社ナショナル・フィナンシャル・サービシズ(National Financial Services)が筆頭株主となったと発表した。同社は6月30日付けで12.9%にあたる8,440万株(1,300億円)を保有している。
ナショナル・フィナンシャル・サービシズは米資産運用大手フィデリティの証券部門として、個人投資家や機関投資家向けの株式保管・決済業務を担当している。今回の出資はフィデリティの顧客がビットコイン関連銘柄への投資を拡大していることを示唆している。
メタプラネットのサイモン・ゲロビッチCEOは「グローバルアクセス拡大により株主構成が進化している」とコメントした。
メタプラネットは「アジアのマイクロストラテジー」と知られ、今年約1,500億円以上の資金調達を実施してビットコイン保有量拡大を進めている。同社は14日に797BTCを追加購入し、総保有量は16,352BTCに達した。
現在の保有量は世界の上場企業で第5位の規模となり、総取得額は約2,396億円、評価額は約2,912億円で約470億円の含み益が発生している。
また、メタプラネットは2026年末までに10万BTC、2027年末までに21万BTC以上の保有を目標に掲げている。資金調達により新株予約権行使や社債発行を継続し、ビットコイン財務戦略の更なる拡大を推進している。
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