SMBCグループ、事業共創施設「HOOPSLINK」を丸の内に開設 Web3や生成AIの活用を目指す
株式会社三井住友フィナンシャルグループ(以下、SMBCグループ)傘下の三井住友銀行は、新たな事業共創施設「HOOPSLINK」を東京都千代田区の新丸の内ビルディングに開設したことを発表した。
同施設は、多様化・複雑化する社会課題の解決や日本の再成長に向け、先端技術を活用した事業創出を目指す拠点となる。
SMBCグループは、今回の施設開設の背景について、企業を取り巻く社会課題が多様化・複雑化する中で、生成AIやWeb3、サイバーセキュリティといった新しいテクノロジーの活用が不可欠になっているとの認識を示している。
同行は2017年9月から2025年4月まで、オープンイノベーション拠点「hoops link tokyo」を運営し、主にスタートアップ企業とのネットワーク構築に注力してきた。
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2025年現在、国内のスタートアップ支援環境が成熟し、資金支援だけでなく具体的なビジネス共創が求められる段階へと移行したと分析。このような状況を踏まえ、スタートアップ企業のみならず、大企業など多様なパートナーとの事業共創を加速させるため、大手町の本社に近く、多くの企業が集積する丸の内エリアに新たな拠点を開設するに至った。
HOOPSLINKでは、三井住友銀行がこれまで培ってきたネットワークを活用し、ビジネス創出に向けた多様な活動を展開する。
具体的には、生成AIや量子コンピューターといった先端技術や、社会・事業課題への理解を深めるためのセミナーやワークショップを実施する計画である。
また、同行が以前から検討を進めているステーブルコインの事業化やARグラスの活用など、将来性のあるビジネスの具体化にも取り組むとしている。
同行はこれらの活動や成果を積極的に情報発信することで、取り組みに賛同するパートナーとの連携を促し、新たな事業共創エコシステムの構築・拡大を目指す方針だ。
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