ソラナ財務戦略採用のUpexi、株価60%暴落 4300万株の再売却登録で供給過多に
ナスダック上場のeコマース企業Upexi(UPXI)の株価が火曜日の米国市場開始時に約60%急落。投資家が4380万株の再売却登録を行い、4月の新規株発行と同規模の供給ショックが発生したことが原因とみられる。
月曜日に提出された目論見書によると、買い手は3597万株の普通株と789万株の前払い新株予約権の売却を希望している。同社は新株予約権行使時に7890ドルしか受け取れず、株式売却による収益は一切得られないという。
フロリダ州拠点の同社は月曜日終値で1株9.25ドル、時価総額3億7900万ドルで取引を終了した。しかし供給増加の懸念で火曜日の寄り値は4ドルを下回る水準まで売り込まれており、最終的には3.97ドルの値で取引を終えた。
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Upexiは4月にソラナ財務戦略計画を発表し1億ドルを調達、株価が一時700%以上急騰していた。同社は4月29日に初回として43,859,649 SOLを購入し、その後複数回の追加購入で679,677 SOLまで保有を拡大した。
今回の株価急落は、仮想通貨財務戦略への転換を発表した企業が直面するリスクを浮き彫りにした事例となった。
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