株価36%高騰、米上場ナノ・ラボが720億円調達で仮想通貨BNBの財務戦略採用
ナスダック上場のナノ・ラボ(NA)が6月24日、総額5億ドル(720億円)の転換社債発行契約を締結したと発表した。同社はWeb3インフラ企業として、戦略的成長の一環でBNB投資を本格化する。今回のニュースを受け、同社の株価は前日比36%高騰。
発行される転換社債は360日満期で無利息、1株当たり20ドルで普通株式に転換可能だ。投資家は満期前に全部または一部を株式転換できる権利を持つ。
同社は今回の資金調達を通じてBNBの安全性と価値を徹底評価する方針を示した。初期段階では転換社債と私募により10億ドル相当のBNB取得を計画している。
長期目標として、ナノ・ラボはBNB総発行量の5-10%保有を目指すと明らかにした。この戦略はマイクロストラテジー社のビットコイン準備金モデルを参考にした仮想通貨投資アプローチとなる。
一方、元コーラル・キャピタル幹部らも1億ドルのBNB投資ファンド設立交渉を最終段階で進めており、BNB投資熱が機関投資家レベルで高まっている。バイナンスの元CEO CZ氏は「BNBのマイクロストラテジー」と評価している。
関連: 仮想通貨BNBの財務戦略採用、元コーラル・キャピタル幹部が「マイクロ型」で構築へ
関連: バイナンスジャパンのローンチプールとは|海外の新規トークン連動型のBNBステーキングサービス
グレースケール、マイクロソフトなど出資の『Space and Time』投資信託を提供開始
米大手仮想通貨運用企業グレースケールがSpace and Time投資信託を新設。AI・スマートコントラクト向けの検証可能なリアルタイムデータ処理に特化したブロックチェーンへの投資機会を提供。...
5800億円規模の香港富裕層向けファミリーオフィス、初の仮想通貨投資で最大15億円配分
香港の大手ファミリーオフィスVMSグループが運用資産40億ドル規模で初の仮想通貨投資に参入。DeFiヘッジファンドRe7 Capitalの戦略に最大1000万ドルを配分予定。...
サークル株価9倍急騰の理由とは? USDCの収益構造とIPO評価=Coin Metricsレポート
仮想通貨データ企業Coin Metricsは、ステーブルコインUSDCを発行する米サークル社に関するレポートで、同社のIPO評価とUSDCの収益構造、将来の展望について分析した。...