米証券大手キャンター、2800億円超規模のビットコイン融資事業で初回取引完了
ウォール街の投資銀行キャンター・フィッツジェラルド(以下キャンター)は28日、新設したビットコイン( BTC )融資事業で初回取引の完了を発表した。同社は初期段階で機関投資家向けに最大20億ドルの融資提供を計画している。
初回取引は分散型金融Maple Financeと仮想通貨取引プラットフォームFalconXとの間で成立した。キャンターのブランドン・ラトニック会長は「デジタル資産金融サービスが世界経済に与える変革的影響を早期に認識していた」と述べている。
Maple Financeのシドニー・パウエルCEOは、キャンター・フィッツジェラルドとの提携により規制された信頼性の高いチャネルを通じて仮想通貨市場にアクセスしたい機関投資家への対応能力が拡大すると説明した。FalconXの米国営業責任者ジョシュ・バルコーダー氏も機関レベルの信用インフラ構築の重要性を強調している。
同社はビットコインを保有する機関投資家にレバレッジを提供し、厳格なセキュリティ、透明性、信頼性基準を満たすよう事業を構築した。顧客資産の保管には実績のあるAnchorage DigitalとCopper.coと提携している。
この発表はキャンターがソフトバンク、テザー、ビットフィネックスと30億ドル規模のビットコイン投資プロジェクトを計画との4月報道に続くものだ。同社の現会長は前CEOハワード・ラトニック氏の息子で、ハワード氏はトランプ政権で商務長官に就任するため退任している。
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