12億円でイーサリアム追加取得、米上場のBTCS社　ETH保有量38%増

米ナスダック上場の仮想通貨関連企業BTCS Inc.が5月20日、約842万ドル（12億円）を投じて3,450イーサリアム（ ETH ）（ETH）を取得したと発表した。購入価格は1ETHあたり平均2,441ドルで、5月14日に締結した最大5,780万ドルの転換社債発行による資金を活用した。

5月16日時点でBTCSのETH保有量は約12,500ETHに達し、2025年第1四半期末の9,063ETHから約38%増加した。同社の仮想通貨保有残高と現金の時価総額は約3,842万ドルとなり、第2四半期（4〜6月）開始時から88%の大幅な増加を記録している。

チャールズ・アレンCEOは「イーサリアムは当社のブロックチェーンインフラ戦略の中核に位置する」と述べた。ETHポジション拡大により、バリデーター運用の拡張、ステーキング収益の増加、株主への長期的価値創造を推進する方針を示している。

この動きは、同社が分散型金融プロトコルAAVEを通じた借入によるETH追加取得に続く戦略的な展開となる。セイラー氏率いるストラテジー社がビットコインに対して行った戦略と同様に、BTCSはイーサリアムへのエクスポージャーを戦略的に増加させ、ステーキングとブロック構築による継続的収益の確保を目指している。

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