Oasys(オアシス)の特徴や将来性|仮想通貨OASの買い方・取引所比較
ブロックチェーンや NFT、メタバースを活用する Web3 ゲーム は、近年もっとも資金流入が活発な分野の一つです。 その中心的存在として急浮上しているのが、2022年 2月にスタートした日本発プロジェクト Oasys(オアシス) です。
Oasys は「高速処理 × ガス代ゼロ」を掲げるゲーム特化型ブロックチェーンで、Ubisoft・SEGA など大手 IP の採用が相次ぎ、 2024年 8月 には SBI ホールディングスとの資本・業務提携 が発表されさらに注目度が高まりました。
本記事では、Oasys の特徴・ビジョン・トークン設計をわかりやすく解説し、 ネイティブトークン OAS の将来性や購入手順(国内外取引所の比較・口座開設の流れ)まで網羅します。「Web3 ゲームの波に乗りたい」「OAS を買ってみたい」という方は、まずここから概要をつかんでください。
Oasysは「Blockchain for Games」を掲げる、ゲーム専用のブロックチェーンです。2022年2月に構想が発表され、運営の中心はシンガポール拠点の Oasys Pte. Ltd.。ブロックチェーンゲーム My Crypto Heroes の開発陣をはじめ、国内外の大手ゲーム会社やWeb3企業が参加しています。
特徴は、高速処理とガス代ゼロを目指していること。プレイヤーはストレスなくゲームを楽しめ、開発者はゲーム内通貨やNFTアイテムを手数料なしで扱えます。さらに、マルチチェーン連携や他ゲームとのデータ共有も想定されており、メタバース時代の“ゲームハブ”を目指しています。
OAS は Oasys エコシステムの基軸トークンです。ゲーム内決済・NFT 取引に使われる〈支払通貨〉であると同時に、Verse 開設デポジット(最低 100 万 OAS)とValidator ステーキング(最低 1,000 万 OAS)により大量の OAS がネットワーク内でロックされる仕組みを持っています。タイトル追加やバリデーター増加=供給ロック強化となるため、「採用拡大 = 需給タイト化」という構造が価格の下支え要因です。
Oasysプロジェクトの「Founding Team(創設チーム)」には、以下のメンバーが参画しています。
初期バリデータ(承認者)としては、22年のメインネットのローンチ時に株式会社スクウェア・エニックスを含む合計21社がブロックチェーンの運営に参加。
スクエニは今後、「Oasys」と共同で同チェーン上での新しいゲーム開発も模索するとしています。これらのゲーム会社やWeb3関連企業、団体がブロックチェーンのネットワークに接続し、チェーン上の取引が正しいかを検証するノードバリデータとなります。
まずは21社の運営企業でブロックチェーンのメインネットをローンチし、その後に数を増やしていくと説明しています。
運営に参加する企業以外にも、Oasysは提携を進めています。22年6月日には、メタマスクの連携を視野に、大手ソフトウェア企業「ConsenSys」と提携。23月の7月にはOasysの運営に参加する「double jump.tokyo」もConsenSysと提携し、メタマスクを活用した、Oasysにおける最適なWeb3ゲーミングウォレットの開発に取り組むとしました。
SBIホールディングスは24年8月、Oasysと戦略的業務提携を締結。OasysはSBIホールディングスからの資金調達を行い、SBIグループの豊富なリソースを活用して、OASトークンの流動性向上やエコシステムの強化に注力していくとしています。
関連: OasysとSBIホールディングスが提携日本発Web3ゲームエコシステムを強化
Oasysの資金調達については、22年7月のトークンセールで、約25億円(2,000万ドル)を調達。Republic Capitalが投資ラウンドを主導し、GREEやCrypto.com、bitbankらが出資しました。
Oasysは「Hub-Layer(Layer 1)」と「Verse-Layer(Layer 2)」の二層構造から成る独自アーキテクチャを採用しています。Hub-Layerはネットワークのセキュリティやトークン保管を担い、Verse-Layerはゲームごとのトランザクションを高速・無料で処理する領域です。開発者は自分のゲームを既存のVerseに配置するだけでなく、新たなVerseを立ち上げて独自の設定を施すこともできます。
ブロック生成は環境負荷の小さいPoS(プルーフ・オブ・ステーク)で行われ、イーサリアム互換性を備えているため、既存のEVMアプリをスムーズに移植できます。ユーザーはガス代を気にせず遊び、開発者は拡張しやすい――これがOasysの仕組みの核心です。
Oasysでは、ゲーム設計に合わせて3種類のトークンを使い分けられます。
vFT / vNFT は Verse-Layer専用。ゲーム内通貨や限定アイテムの発行に最適で、Verseの外には持ち出せません。
oFT / oNFT は Hub-Layer起点。Oasys全体で利用できるほか、ブリッジ機能でイーサリアムなど外部ネットワークへも移動できます。ゲーム間コラボや二次流通を想定したトークンに向いています。
exFT / exNFT は外部チェーン発行トークンをOasysへ取り込んだもの。既存資産をOasysゲームに持ち込む際に使用します。
この柔軟なトークン設計により、プレイヤーはゲーム内外で資産を自由に移動でき、開発者は経済圏を拡張しやすくなります。
Oasys が公開した「Vision Map」は、2023 年から 2028 年までを三つのステップで描き、最終的に 「2028.12 DAO 完全移行」 をゴールに据えています。
Oasys の公式ゲームポータル によると、 「67 以上のプロジェクト」 が誕生。Step 2 で掲げた PJT 100+ にはまだ道半ばですが、Ubisoft や SEGA といった大手 IP の合流でペースが加速しています。
Step 2 の目標は 2024 年 6 月時点で PJT 100+ とされていますが、Quantum Chainや LayerZero など外部 L2 と連携する「Verse-as-a-Service」構想も浮上しており、タイトル数を“積み上げる”だけでなく、他チェーンのプロジェクトを逆輸入する形で質と量を一気に伸ばす戦略が検討されています。
一方で、マスアダプションに向けた UX 改善と無料プレイ導線が次なる課題です。ただし、 デポジット&ステーキング→供給ロック という OAS の需給モデルは順調に機能しており、タイトル数 × ロック量のレバレッジが働けば Vision Map をクリアする可能性も十分にあります。
SBI VCトレードでオアシス(OAS)を購入するには、まず口座開設を行う必要があります。口座開設には下記のものが必要になるため、あらかじめ準備しておきましょう。
口座開設にあたり、まずはメールアドレスを登録します。「個人のお客様」を選択し、メールアドレスを登録、確認メールを送信しましょう。確認メールが届いたら、メール内に記載されている認証用のURLを開き、パスワードを設定します。
パスワード設定後にSMS認証か電話認証を行い、認証コードを入力したあとに、氏名や住所などの基本情報入力を行います。
基本情報入力後に、情報と合致する本人確認書類を提出します。運転免許証、マイナンバーカード、在留カード、特別永住者証明書などの本人確認書類を撮影しアップロードしたあと、本人確認書類と一緒に自撮り・セルフィーを行い、本人確認手続きを行います。
本人確認手続きが終了したら、取引所による口座開設審査が行われ、審査が完了すれば口座が開設されます。
オアシス(OAS)を購入するには、SBI VCトレードの取引口座に日本円を入金する必要があります。「入出金」と記載がある部分をクリック・タップし、「日本円を入金」を選択しましょう。
入金したい金額と銀行を選択し、「金融機関サイトへ」を選択し、自分の選んだ金融機関のサイトからSBI VCトレードへ入金の操作を行い、既定の振込タイミングまで待てば入金が完了します。
SBI VCトレードでは、「販売所」でXRPを購入することができます。
「販売所」は、SBI VCトレードが決めた価格で売買が行えます。「販売所」はシンプルで簡単な操作が可能で、初心者でも安心して取引することができるでしょう。「販売所」では、OASを選択し、購入する数量を入力した後、購入をクリック・タップすれば、OASが購入できます。
〈仮想通貨オアシス(OAS)を購入、投資するなら、操作が簡単・ステーキングも便利なSBI VCトレードがおすすめ。〉
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