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米ブロック社、ビットコイン関連粗利益が半減 Cash Appの手数料引き下げで

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ジャック・ドーシー氏が率いる米決済大手ブロックは3日、2026年7〜9月期(第3四半期)の決算を発表した。決済アプリ「Cash App」でのビットコイン( BTC )売買などからなるビットコイン関連事業の粗利益は5,200万ドル(約82億円)で、前年同期の1億400万ドルからちょうど半分に減った。

同社は株主向けレターで、減少の主因を「Cash Appにおける一部のビットコイン取引の手数料を引き下げるという戦略的判断」と説明した。同事業の売上高も18億400万ドルと前年同期比11%減。ビットコイン関連の粗利益は1〜3月期に26%減、4〜6月期に31%減と前年割れが続いており、7〜9月期は減少幅がさらに広がった。

ブロックが「ビットコインエコシステム」と区分するこの事業は、Cash App内での顧客のビットコイン購入、ビットコインの出金手数料、マイニング機器事業「Proto」で構成される。売上高には顧客に販売したビットコインの代金が含まれるため、売上規模に比べて粗利益は小さい。

普通株主に帰属する純利益は5億6,555万ドルで、前年同期の4億6,154万ドルから約2割増えた。本業の営業利益は4億2,849万ドルと5%増にとどまり、税引前利益も6億1,249万ドルと前年同期(6億153万ドル)並みだった。純利益を押し上げたのは、法人税等の負担が前年同期の1億3,993万ドルから4,835万ドルに減ったことだ。

営業外では、同社が保有するビットコインの評価益が利益を支えた。7〜9月期の再測定益は2億2,971万ドルで、前年同期の5,959万ドルの約3.9倍に膨らんだ。前年同期に計上した株式投資の評価益などその他の収益(1億6,715万ドル)は7〜9月期にほぼなくなっており、ビットコインの評価益の増加がこれを補った形だ。

再測定益は保有ビットコインを期末の時価で評価し直した際に生じる会計上の利益で、現金の流入は伴わない。9月末時点のビットコイン投資の評価額は7億7,188万ドルだった。

ビットコイン関連以外の事業は好調で、全体の粗利益は前年同期比22%増の32億3,500万ドルとなった。Cash Appの粗利益が27%増の20億7,000万ドル、加盟店向け決済「Square」が14%増の11億5,700万ドル。調整後営業利益は92%増の9億2,300万ドルで、粗利益とともに同社の事前予想を上回った。

同社は2026年通期の粗利益予想を126億2,600万ドル(前年比22%増)、調整後営業利益予想を35億1,900万ドルにそれぞれ引き上げ、2027年も粗利益で15%以上の成長を見込む。Cash Appの月間取引アクティブユーザーは9月に6,000万人に達した。同社はビットコインとステーブルコインを「Cash App拡大を後押しするもの」として活用していると説明している。

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