世界最大級の仮想通貨取引所バイナンスは30日夕方、ハッキングによる不正な資産流出の調査状況を更新し、当初示したノートパソコンの侵害の可能性に加え、他にも複数の侵入箇所が見つかったと明らかにした。出金サービスは、見込んでいた45時間後の再開に向けて予定通りに進んでおり、入金に影響はないとした。
バイナンスは、出金サービスを一時停止した後に資産の流出が止まったと説明。パートナーと連携した凍結も進めており、これまでの凍結額は約30億ドルに上る。
今回の流出の被害額は推計で約63億ドル(1億円近く)で、バイナンスは全損失をユーザー保護基金(SAFU)と自社資金で補償し、ユーザー資産は安全だと説明した。
同社の初期調査では、開発運用(DevOps)担当エンジニアのノートパソコンが侵害され、攻撃者がサービスコンテナに入り込んで不正な出金取引を送った可能性があるという。

