ポリゴン(POL)のプロジェクトは29日、決済ソリューション「ポリゴン・オープン・マネー・スタック(以下、OMS)」が暗号資産(仮想通貨)ソラナ( SOL )のブロックチェーンに対応したことを発表した。
これでソラナ上の企業は、1つのアプリケーション・プログラミング・インターフェース(API)を通じて、銀行からの入金、ステーブルコインでの保有、銀行口座への出金などの全プロセスに対応できるようになったと説明。ソラナの外部への送金であってもソラナはプロダクトの中心であり続けることができ、ユーザーがブリッジを意識することはないとも述べている。
ポリゴンのプロジェクトは現在、決済領域に注力している。例えば今月14日には、米仮想通貨企業コインミーの買収完了を発表。規制下の米国の資金移動をOMSに組み込むことなどを説明した。
OMSを使うとソラナ上の企業は、銀行送金やカード、現金、仮想通貨による入金を受け入れたり、ソラナ上で法定通貨と仮想通貨を替えたり、ソラナ上のウォレットで資産を管理したり、銀行口座やカード、現金サービス、ウォレットに出金したりすることをまとめて行えるようになる。
他にも、お金の移動をプログラムしたり、ソラナやポリゴン、対応するその他のブロックチェーン間でトークンをルーティングしたりすることも可能だ。
これは、銀行や送金事業者にはならずに、実際のお金の流れを処理したいと考えているソラナ上のフィンテック企業、決済アプリ、マーケットプレイス、プラットフォームを対象にした機能である。
なお、今年8月に「Polygon Trails」という機能でステーブルコインやSOLを、イーサリアム(EVM)を含む20超のEVM(イーサリアム仮想マシン)互換チェーンとソラナの間でルーティングできるようになっていたが、今回の対応はより包括的な内容である。
今回の発表では、今後も対応するブロックチェーンを増やしていく計画であると説明した。OMSについては今月8日、トロン(TRX)のブロックチェーンに対応したことを発表。もともとはEVMと互換性のあるブロックチェーンに対応していた。
ソラナを拡大先に選んだ理由については、まずはポリゴンのプロジェクトのミッションが「全てのお金をオンチェーンで動かして、10年後には、数日ではなく数ミリ秒でお金が世界を移動できるようにすること」であると説明。その上で、このミッションは単一のブロックチェーンだけでは実現できないと述べた。
そして、ソラナ上では1四半期に2兆ドル(1ドル=157.71円換算で約315兆円)超のステーブルコインの取引高があると指摘。ソラナ上では、大規模なお金が動いているとした。
その上で、資産を保有したり、スワップ(交換)したりするだけでなく、決済のプロダクトを提供するには、銀行へのアクセス、顧客の口座、ルーティング機能、出金機能が必要であり、ソラナを決済レイヤーに選んだチームに対し、OMSへのアクセスを提供しようと考えたとしている。

