日本暗号資産等取引業協会(JVCEA)は2日、8月の暗号資産(仮想通貨)取引統計を公表した。会員30社の現物取引高は7,643億5,300万円で、前月から13.4%増えた。増加は2カ月ぶりとなる。
証拠金取引高は7,465億3,800万円で、前月比19.0%増。両者を合わせた取引高は約1兆5,109億円だった。前年同月と比べると現物は61.9%減、証拠金は36.4%減で、1年前の水準を大きく下回っている。
前月の7月は現物取引高が6,742億円にとどまり、2023年9月以来、約2年10カ月ぶりの低水準だった。JVCEAは今回の公表にあわせて7月分の現物取引高などを訂正している。8月はその水準から持ち直したが、6月の9,049億円には届いていない。
現物取引高を銘柄別にみると、ビットコイン( BTC )が4,629億円で全体の60.6%を占めた。2位はイーサリアム( ETH )の1,392億円、3位は XRP の1,027億円。上位3銘柄の合計は全体の92.2%に達する。
4位はソラナ( SOL )の178億円、5位はドージコイン( DOGE )の76億円だった。上位10銘柄のうち残る5銘柄は、いずれも60億円を下回っている。
8月末の利用者預託金残高は3兆5,111億円で、前月末から22.2%増えた。1月末以来、7カ月ぶりの高水準となる。内訳は暗号資産が3兆2,812億円と24.2%増えた一方、金銭等は2,299億円でほぼ横ばいだった。
利用者が預けるビットコインは17万344BTCで、前月末から5,163BTC減った。評価額は2兆1,397億円と22.2%増えており、数量の減少を評価額の上昇が上回った。XRPの評価額は4,563億円で、イーサリアムの4,444億円を上回る。
利用者口座数は8月末時点で1,447万1,551口座となり、前月末から19万953口座増えた。このうち稼働口座は897万5,519口座。証拠金取引の建玉残高は216億円で、前月末比16.7%増だった。


