ビットコイン( BTC )の短期保有者(STH)の平均含み益が、前週の15.4%から13.7%に縮小した。オンチェーンアナリストのアクセル・アドラーJr.氏が1日、分析を公開した。
縮小した原因は、価格ではなく取得単価の上昇にある。STHの実現価格は9月24日からの1週間で、7.28万ドルから7.37万ドルへ1.2%上がった。BTC価格は同じ期間ほぼ横ばいだった。現在の8.37万ドルは、実現価格を約14%上回る水準を保っている。
実現価格とは、各コインが最後にオンチェーンで移動した時点の価格をもとに算出する平均取得単価のこと。短期保有者は一般に保有期間155日未満の投資家を指し、その実現価格は同グループの損益分岐点とみなされる。市場価格がこれを上回っていれば、短期保有者は平均して含み益を抱えている状態だ。
取得単価は8月20日から上昇基調が続いている。ただし週次の伸び率は、9月23日時点の2.2%から1.2%に鈍った。
長期保有者(LTH)の実現価格は同じ1週間で、4.89万ドルから4.88万ドルへ0.3%下がった。アドラー氏は、2026年に入ってから最も速いペースの週次低下の一つだと位置づける。背景として、平均より取得単価の高いコインが長期保有者から短期保有者の区分へ移った可能性を挙げた。BTC価格は長期保有者の取得単価を72%上回っている。
同氏は「ビットコインは両保有者グループの取得単価をいずれも上回っている」と指摘し、短期保有者は平均で含み益を維持しているとした。そのうえで、価格が取得単価より速いペースで上昇に転じれば「利益のクッションは拡大する」と述べた。

