上場暗号資産(仮想通貨)マイニング企業ハット8(Hut 8)は4日、2026年第2四半期(4~6月の)決算発表を行った。
当四半期の売上高は7,490万ドル(約118億円)で、前年同期の4,130万ドルからは増加した。一方、米金融業界の事前予想である約8,000万ドルをわずかに下回っている。
純損失を1億7,710万ドル(約279億円)計上しており、その大部分は保有するビットコイン(BTC)の評価損(未実現損失)1億3,860万ドルによるものだ。なお、前年同期は1億3,750万ドルの純利益だった。
ハット8は、リースなどで契約が取れているデータセンターの容量は現在、949メガワット分あると述べた。合計すると、契約期間全体で受け取る予定の基本金額は、約266億ドル(約4兆円)にのぼる。これに関する毎年の利益(NOI)は年17.5億ドル(約2,760億円)以上見込まれるとしている。
また、同社のAIデータセンター拠点である、ルイジアナ州リバーベンドおよび、テキサス州ビーコンポイントで、合計1,330メガワットの利用容量に相当する施設を建設中であり、2027年4~9月期にかけて、テナントにデータホール(サーバー機器を設置して稼働させる専用の部屋)を引き渡し開始することを目指す。
ハット8のアッシャー・ゲヌートCEOは、次のようにコメントした。
また、4~6月期だけで2回、合計75億ドル(約1.2兆円)の投資適格債券発行を成功させたとも続けた。投資家からこうした規模の資金調達ができたことは、継続的に成果を上げられるよう構築された同社のビジネスモデルの強さを裏付けるものだとも述べている。
アッシャー・ゲヌートCEOは決算説明会で、ハット8は今後、同社が過半数株式を保有する子会社アメリカン・ビットコインを通じてビットコインを保有していく方針であることも明らかにした。
ゲヌート氏は以前、「マイニング事業を独立した事業体として切り出し、独自に資本を調達できるようにすることで、事業の各セグメントをそれぞれの資本コストに適合させることができる」と説明していた。
傘下のアメリカン・ビットコインは自社運営の採掘設備によるビットコイン生産と戦略的な買い増しを組み合わせた事業モデルを採用しており、6月30日時点で約8,002BTCを保有しているところだ。
