仮想通貨決済カード事業者のグノーシス・ペイ(Gnosis Pay)は、個人向けカードを動かす旧システムへの不正アクセスで顧客の一部情報が流出したと、6日に公式ブログで公表した。3日に検知した事案で、顧客資金と他社ブランドのカード事業を支える企業向け基盤に影響はなかったと説明した。
検知を受け、同社は2時間以内に封じ込めを始め、影響を受けた認証情報を入れ替えて脆弱性に対処した。
この事案を受け、同社は不正利用や資金へのアクセス試行を検知するため、カードとウォレットの監視を強化し、オンラインのカード決済すべてで追加の本人確認(3D Secure)を必須にした。これらの措置は、予定どおり12月20日に旧システムを完全廃止するまで続ける。
あわせて、同社は影響を受けた全顧客に、流出した情報の内容をメールで知らせた。提携先に報告したほか、関係するデータ保護当局やカード発行会社と連絡を取っている。
また、同社は顧客に対し、グノーシス・ペイや提携アプリ、カードに関する心当たりのないメールやSMS、電話、郵便は、顧客本人の実際の情報や購入内容を含んでいてもリンクを開かず、公式のウェブアプリか提携アプリに直接アクセスするよう呼びかけた。シードフレーズ、秘密鍵、暗証番号、カード番号全体の提供は、同社も提携アプリも求めることはないとし、決して共有しないよう注意を促した。


