クリプトクアントのアナリストDarkfost氏は25日、イーサリアム( ETH )の先物建玉(オープンインタレスト、OI)が全取引所の合計で115億ドルまで縮小したとX(旧Twitter)で指摘した。ETH価格は過去3週間で約15%調整し、時価総額にして約540億ドルが失われた。
建玉は、決済されずに残っている先物・無期限先物の契約総額を指す。市場に積み上がったレバレッジの大きさを測る目安だ。同氏によると、アルトコイン全体が軟調に推移するなか、ETHの下げはデリバティブ市場で特に鮮明に表れている。
取引所別では、バイナンスのETH建玉が1カ月で13億ドル減り、57億ドルとなった。減少率は2割近い。30日間でみると、Gateは9億9,500万ドル、HTXは8億5,700万ドル、バイビットは3億1,000万ドル、それぞれ建玉を減らしている。
減少後もバイナンスのシェアは50%を維持する。バイビットが17.5%、GateとOKXが14.7%で続く。建玉が広く縮んだ要因について、同氏は価格下落とそれに伴う清算に加え、下落局面でポジションを閉じてリスクを落とすトレーダーの行動を挙げた。
7月には、今回を上回るペースで建玉が急減していた。当時のETHはレバレッジ解消を経て下げ止まり、その後32%を超える技術的な反発で1月以来となる2,800ドル超えを果たした。
Darkfost氏は、こうしたレバレッジ解消の局面を調整プロセスの一部と位置づける。市場に恐怖を広げる局面でもあり、同氏はこれが「調整の最終局面」にあたることが多いと述べた。