イーサリアム・エコノミック・ゾーンの貢献者、エドゥアルド・アントゥーニャ氏は5日、レイヤー1のイーサリアムからレイヤー2への不可分(アトミック)な取引をメインネットで初めて実行したと、Xで明らかにした。取引ログにはレイヤー2であるロールアップの状態更新と、0.001ETHのイーサリアムを伴うネットワーク間の呼び出しが記録された。
今回の取引の背景には、レイヤー2がそれぞれ独立した環境として運用されている現状がある。レイヤー1との間に同期的な連携の仕組みがないため、各レイヤー2が主要なプロトコルを個別に展開せざるを得ず、流動性が複数の市場に分断されている。
そこで、イーサリアム( ETH )開発に長く携わるインフラ企業ノーシスと、ゼロ知識仮想マシンを手がけるジスクが3月29日に発表したのが、レイヤー2のスマートコントラクトからメインネットのコントラクトを呼び出し、結果を同じ取引内で使えるようにする枠組みだ。
イーサリアム財団の資金提供を受け、連動する処理は全て成功するか、1つでも失敗すれば全て取り消される「不可分」な形で実行され、資産移転用のブリッジを介さずにネットワーク間で連携できるという。
そこで、ノーシスと、ゼロ知識仮想マシンを手がけるジスクが3月29日に発表したのが、レイヤー2のスマートコントラクトからメインネットのコントラクトを呼び出し、結果を同じ取引内で使えるようにする枠組みだ。イーサリアム財団の資金提供を受け、連動する処理は全て成功するか、1つでも失敗すれば全て取り消される「不可分(アトミック)」な形で実行され、資産移転用のブリッジを介さずにネットワーク間で連携できるという。
今回の実行を受け、アントゥーニャ氏は、取引を不可分かつ同期的に連携させる仕組みが構想の段階を終え、実際にメインネットで動作したと投稿し、エコノミック・ゾーンにとって始まりにすぎないと述べた。ただ、プロジェクトの公開リポジトリは、実装が初期段階で監査も済んでいないとしている。
エコノミック・ゾーンを巡っては、ノーシスDAOが8月、独立したレイヤー1であるノーシスチェーンをイーサリアムで決済するエコノミック・ゾーンのロールアップへ移行する提案を承認した。同提案に基づき、移行後のネットワークを2026年12月または2027年1月に始動させる予定だ。