欧州初のビットコイン財務戦略企業を掲げるキャピタルB(ユーロネクスト上場)は2日、ブロックストリームのアダム・バックCEOを引受先とする760万ユーロ(14億円相当)の第三者割当増資を発表した。新株に新株予約権を付帯させるABSA形式で実施し、ビットコイン( BTC )保有戦略の加速に充てる。
ABSAは普通株式に複数の新株予約権を組み合わせて発行するフランス特有の資金調達手法で、権利行使により追加の資金流入を見込める仕組みだ。
その発行価格は1ABSAあたり0.58ユーロで、9月1日終値に対し15.4%のプレミアムを付けており、条件は8月28日発表の増資と同一だ。同社は8月28日にも、バック氏とパリの資産運用会社トバムを引受先とする2,100万ユーロの第三者割当増資を発表した。
今回の増資においても、1ABSAには新株予約権が4個付帯し、行使価格は0.75ユーロ・0.98ユーロ・1.27ユーロの3段階に設定されている。株価が20営業日連続で行使価格の130%を上回った場合、キャピタルBの裁量で行使期間を前倒しできる規定がある。
発行済みの新株予約権が全て行使された場合、追加で4,940万ユーロの資金調達となる。調達資金と既存事業の収益を合わせて376BTCの追加取得を可能にするとしており、実現すれば保有量は最大3,521BTCに達する可能性がある。
増資の払い込みおよびABSAの発行は、技術的な理由による数日程度の遅れの可能性を残しつつ、早ければ9月3日に完了する予定だ。