仮想通貨ソラナの検証者ら(バリデーター)が進める、SOLの供給を引き締める統合提案「SGP-0003」の支持ステークが15.01%に達し、採決入りに必要な15%のしきい値を超えた。支持ステークは約6,522万SOLとなり、しきい値の約6,516万SOLをわずかに上回った。ネットワーク全体のステーク量は約4億3,442万SOLで、提案は支持フェーズから議論フェーズへ移行した。
SGP-0003は、コア開発者による技術提案「SIMD(ソラナ改善文書)」の中から2件を束ねたステーク加重投票「SGP(ソラナ・ガバナンス・プロポーザル)」だ。1件目の「SIMD-0553」はリソースベースの新たな取引手数料を導入する内容で、日々のSOLバーン量を現行の約650SOLから、需要次第で最大9,000SOLまで増やすとしている。
2件目の「SIMD-0550」は、ソラナの年間ディスインフレ率を現行から30%へ倍増させ、恒久インフレ率1.5%への到達時期を2032年から2029年へ前倒しする内容だ。
ソラナは現在、1日あたり約6万SOLを新規発行しており、バーン量の増加だけではデフレ化には直結しないという背景がある。SIMD-0550による発行減とSIMD-0553によるバーン増を組み合わせることで、循環供給量の増加ペースを抑える設計となっている。
議論フェーズを通過すれば、正式な検証者投票へ進む見通しだ。
ガバナンスダッシュボードによると、支持を表明した検証者(バリデーター)は76者で、検証者全体の10.9%にあたる。1検証者あたりの平均支持ステークは約85.8万SOLだった。しきい値達成後も、議論フェーズの期間中に追加の支持表明が続く可能性がある。
ヘリウス共同創業者兼CEOのマート・ムムタズ氏はSNS上で、ソラナのディスインフレ・バーン提案が早期投票の段階に入るとし、15%以上の支持信号を得られれば最終投票に進むと述べた。同氏は、これを望む検証者やホルダーは早急に支持を示すべきだと呼びかけた。
また、ソラナ関連の投稿者Great Hylord Cavey氏も、今回はバリデーターがステーカーに代わって投票する従来方式ではなく、ステーカー自身が投票権を行使できる仕組みが導入されると説明した。各自のバリデーターやコア開発者に連絡し、ステーク引き出し権限の鍵を準備しておくよう呼びかけている。
議論フェーズは8月22日午後1時59分(UTC)に終了する予定で、その後は正式な検証者投票に進む見通しだ。