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ビットコイン採掘難易度が史上11番目の大幅下落=ギャラクシーリサーチ

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暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)の採掘難易度は週末にかけて10.09パーセント低下した。これは史上11番目に大きな下方修正であり、2026年では2番目に大きい。ギャラクシーリサーチが14日に報告した。

難易度低下により、マイナーはアクティブなハッシュレート1単位あたり約11%多くのビットコインを獲得できることになる。ただし、ビットコイン価格が6万5,000ドル付近にある現在の水準では、採掘コストの点で採算が合わない状況が続いている。

ビットコインの採掘難易度(ディフィカルティ)とは、マイニング(採掘)によって新しいブロックを生成し、取引を承認する計算作業の難しさを数値化した指標だ。

ビットコインのネットワークでは、新しいブロックが平均して約10分に1回のペースで生成されるよう設計されている。マイニング参加者が増えて全体的な計算能力(ハッシュレート)が上昇すると、この時間枠より早くブロックが作られてしまうため、それを防ぐために難易度を上げる仕組みだ。

今回の難易度引き下げは、6月に入ってからビットコイン価格が約15%下落したことでマイナーの利益率が低下し、一部の事業者が採算の取れないマイニングマシンの稼働を停止せざるを得なくなったことが背景にある。

ビットコインは2016ブロックごとに難易度を自動調整している。この2016ブロックの期間が1エポックと呼ばれ、目標は約14日だ。

今回、マイニングマシンが停止されるにつれてブロック生成速度が低下し、前回のエポックは約15.6日と、目標値である約14日より長くかかった。このことが、難易度引き下げのトリガーとなっている。

なお、ビットコインネットワークは、今回の調整後、すでに正常化に向かっている。平均ブロック生成時間は10分前後に戻っており、マイニングに関するデータを提供するハッシュレートインデックスの初期予測では、次の調整は約-0.8%で6月27日頃に実施される見込みだ。

また、難易度が低下したことで現時点のハッシュプライス(一定の計算能力から得られる期待収益。今回の場合、1ペタハッシュあたりの米ドル換算値)は33ドルに回復している。

月初に記録した20ドル台後半の底値からは上昇した格好だ。20ドル台後半という水準は、一般的に「コストの高いマイナーが損益分岐点に達する境界線」に近い水準とみなされている。

また、Checkonchainの難易度回帰モデルによると、ビットコインの平均生産コストは6月13日時点で約84,300ドルと推定されているところだ。現在の市場におけるビットコイン価格を大きく上回っている。

ビットコインマイニング企業は、特に前回のビットコイン半減期やAI(人工知能)コンピューティングへの需要高まりを受けて、AIやHPC(高性能コンピューティング)事業への転換や多角化を加速させているところだ。

この動きが強まった場合、全体的なハッシュレート(計算能力)伸びが以前より鈍くなる可能性がある。ただ、ビットコイン価格の動向と新型ASICの導入ペースの方が難易度への影響は大きい。今後ビットコイン価格が上昇した場合はマシンの再稼働などにより難易度も上昇する可能性もある。

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