米国のETF発行大手ボラティリティ・シェアーズ(Volatility Shares)は4月1日、アルトコイン市場の主要資産に連動する計6本の新規ETFを、米国のCboe BZX証券取引所などで正式に公開した。
今回上場したのは、カルダノ(ADA)、ステラ(XLM)、およびチェーンリンク(LINK)の3つの仮想通貨を対象に、現物リターンに連動する「1倍」と、日次リターンの2倍を追求する「2倍」の各投資成果を提供するファンド群である。
新たに市場投入された銘柄のティッカーは、カルダノが「CRDD(1x)/CRDX(2x)」、ステラが「STLR(1x)/STLU(2x)」、チェーンリンクが「CHNL(1x)/CHNU(2x)」。
最新の市場データ(ETF.com等)によれば、ボラティリティ・シェアーズが展開する全14本以上のETFの合計運用資産残高(AUM)は、3月30日時点で約30億ドルを超えている。特に同社の主力商品であるビットコイン先物2倍ETF「BITX」は、同年3月31日時点で約9.6億ドルのAUMを記録しており、仮想通貨レバレッジETF市場における圧倒的なシェアと流動性を確保している。
一方で、米証券取引委員会(SEC)は、5倍(5x)という極めて高いレバレッジ比率を持つETF計画に対しては、依然として「ルール18f-4」に基づくリスク管理上の懸念から、実効化を許可しない強硬な姿勢を継続している。
2倍レバレッジETFの運用においては、先物やスワップ契約等のデリバティブを駆使して日次の目標リターンを追求するため、中長期保有では複利効果による乖離が発生するリスクがある。そのため、同社はSEC登録投資顧問業者および全米先物協会(NFA)登録の商品プール運営者(CPO)として、各投資家に対し、保有状況を少なくとも1日1回は定期的にモニタリングするよう、厳格なリスク管理を推奨している。