イーサリアム( ETH )財団が13日に公開した「EFマンデート(EF使命文書)」に対し、仮想通貨マーケットメイカー大手Wintermute CEOのEvgeny Gaevoy氏が自身のXアカウントで見解を示し、注目を集めている。
同使命文書では、イーサリアムが守るべき4つの核心的性質として「検閲耐性」「オープンソース」「プライバシー」「セキュリティ」を掲げ、これらの頭文字をとった「CROPS」フレームワークを明示。文書内では「これらなくして、我々は何も持たない」と記述しており、CROPSがイーサリアムのユーザー自己主権を守る絶対条件であると位置づけている。
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このマンデートに対し批判的な声が多い中、Gaevoy氏は「大半のコメントは本文を読まずブログ記事しか見ていない」と指摘。そのうえでイーサリアム財団を「サイファーパンクの理想を実現できる唯一のプレイヤー」と評価した。
短期的なETH価格への影響については「ない」と明言しつつも、「TradFi(従来型金融)に取り込まれる形ではなく自らの条件で勝つことができれば、長期的には価値につながる」との見方を示した。また、「価格よりもイーサリアムが目指す目標そのものの方が重要だ」とも述べている。
「自分はブロックチェーンの金融応用で成功した自己勘定取引会社のCEOだが、誰かが金融以外の大きな理想を追うべきだと思う」と語り、自らの立場との矛盾を自覚しつつも、財団の方向性を支持する姿勢を鮮明にした。
ETHの長期保有については「成功は難しい賭けだ」としながらも、「それより悪いコミュニティはいくらでもある。文化とミームのために持ち続ける」と締めくくった。
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