仮想通貨取引アプリのドリームキャッシュを運営するシュプリーム・リキッド・ラボは14日、ステーブルコイン業界最大手のテザーから戦略投資を受けたと発表した。
セリーニ・キャピタル、ドリームキャッシュ、テザーの協業により、ハイパーリキッド上で初のUSDT0担保HIP-3先物市場が立ち上がり、S&P500指数やテスラ、エヌビディアなど10銘柄の取引が開始された。
USDT0はレイヤーゼロのOFT標準に基づくテザーの統合流動性ネットワークで、2025年1月のローンチ以降、15ネットワークで累計500億ドル超の送金を処理している。ロック・アンド・ミント機構によりUSDTと1対1のペッグを維持し、中央集権型取引所からドリームキャッシュの非カストディアルウォレットへのシームレスな資金移動を可能にする。
ハイパーリキッドは昨年10月にHIP-3「ビルダー展開型先物」を導入し、50万HYPEトークンの担保要件を満たせば、ドリームキャッシュのようなサードパーティフロントエンドが独自の市場を立ち上げられる仕組みを構築した。HIP-3市場はカスタム担保タイプに対応しており、今回のUSDT0担保市場の実現につながった。
これまで数百万人のUSDT保有者がハイパーリキッド市場に直接アクセスする手段はなかったが、今回の協業により状況が変化した。中央集権型取引所でUSDT証拠金を日常的に使用する先物トレーダー、貯蓄や運転資金をテザーで保有する世界中の個人投資家、USDTを全ての仮想通貨活動の基準単位とする地域のユーザーが対象となる。
現在取引可能な銘柄にはUSA500、TSLA、NVDA、GOOGL、AMZN、META、HOOD、INTC、MSFTのほか、金と銀のコモディティ先物が含まれる。セリーニ・キャピタルは機関投資家グレードの流動性を提供し、タイトなスプレッドと確実な約定を遂行する。
テザーの投資は、中央集権型取引所で活動する大規模な個人トレーダー層にオンチェーン取引へのアクセスを提供する共通ビジョンを反映している。USDTが世界の仮想通貨取引高の大半を処理する中、ドリームキャッシュとの協業はこれらのユーザーをハイパーリキッドエコシステムに取り込む戦略の一環となる。
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