テザーUSAのボー・ハインズCEOは12日、ニューヨークで開催されたビットコイン・インベスター・ウィークカンファレンスにおいて、同社が2026年中に米国債(Tビル)のトップ10購入者になる見通しを示したことがわかった。
現時点でテザーの準備金のうち83.11%をTビルが占め、その総額は1,220億ドル超に達する。これはドイツとサウジアラビアの間に位置する水準であり、主権国家を含む全保有者のランキングでトップ20圏内に入るものだ。
USDTは2014年の発行開始以来、流通残高が約1,850億ドルに成長し、ユーザー数は約5億3,000万人に上る。
ハインズ氏によれば、1四半期あたり約3,000万人のペースで増加している。需要拡大に伴い国債購入額も自動的に膨らむ構造となっている。
先月末に正式ローンチした新ステーブルコインUSATは、米連邦ステーブルコイン法「ジーニアス法」への準拠を前提に設計されており、短期Tビルによる1対1の裏付けが義務付けられている。USDTとUSATの需要が同時に拡大すれば、テザーによる国債吸収量は一段と増加する見込みだ。
会計事務所BDOの最新データによると、テザーは63億ドルの超過準備金を保有しており、金保有量は約140トンと世界第13位に相当する。
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さらに、テザーが2025年の9ヶ月間だけで100億ドルの利益を計上したとの分析もある。
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