日本空港ビルデングとネットスターズは1月26日、羽田空港第3ターミナル内の2店舗で米ドル建てステーブルコインUSDCによる決済の実証を開始したと発表した。インバウンド旅行客の利便性向上を目的に2月28日まで実施する。
対象店舗はEdo食賓館(時代館)とEdoイベント館の2店舗だ。利用者はWEA JAPAN社が開発した決済用QRコードを店舗で提示し、自身のウォレットからUSDCで支払いを行う仕組みとなっている。
海外ではステーブルコインの利用が進んでおり、新たな決済手段として実店舗での活用が広がっている。今回の実証では国際的な玄関口である羽田空港でその有効性を検証するものだ。
ネットスターズの李剛CEOは声明で、羽田空港でのステーブルコイン決済実現を第一歩として、決済ゲートウェイ提供を通じて新しい価値を届けたいと述べた。同社は実証結果を踏まえ、他空港や商業施設への展開も視野に入れている。
担当弁護士の清水音輝氏は、国内法規制の適用関係を整理し資金決済法を遵守した形でサービス実証を開始できると確認した。ネットスターズは2009年創業以来ゲートウェイ事業を展開し、現在は30種類以上の決済に対応するStarPayを提供している。
米国では2025年7月にステーブルコイン関連法ジーニアス法が成立し、決済への注目が高まっている。国内では円建てステーブルコインJPYCの発行プラットフォームが昨年10月にサービス開始し、累計発行額は5億円を突破した。
さらに、SBIホールディングスとスターテイルが信託型円建てステーブルコインを共同開発すると発表したほか、3メガバンクによる円建てステーブルコイン共同発行も報じられている。国内でのステーブルコイン決済インフラ整備が加速している状況だ。
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