海外大手仮想通貨取引所のBitgetは5日、従来型金融商品を取引できる「TradFi」(従来型金融商品)サービスを全ユーザー向けに正式公開した。
同サービスはベータ版期間中に8万人以上が待機リストに登録し、金(ゴールド)、外国為替、株価指数などを中心に活発な取引が行われた。
昨年12月に始まったベータ期間中、XAU/USD(金対米ドル)は1日あたり1億ドル(約155億円)を超える取引高を記録するなど、想定を上回る取引活動が確認された。これは、デジタル資産と従来型市場を単一のプラットフォームでシームレスに取引したいという強い需要を示している。
こうした需要を受けて正式版では、利用者からのフィードバックをもとに流動性、スプレッド、レバレッジオプションを最適化した。
正式版では金属、外国為替、株価指数、コモディティにわたる79種類の商品をUSDT建てで取引可能となった。既存のBitgetアカウントから直接アクセスでき、仮想通貨トレーダーがプラットフォームを切り替えることなく、伝統的資産とマクロ経済に基づいた取引戦略を実行できる。
Bitgetは2018年に設立された仮想通貨取引所で、現在1億2,000万人以上のユーザーにサービスを提供している。仮想通貨取引のほか、分散型ウォレットやAI取引ツールなどを展開している。
BitgetのCEOであるグレイシー・チェン(Gracy Chen)氏は、「トレーダーは市場環境の変化に応じて、仮想通貨と従来型市場を自由に行き来できる統合されたエコシステムを求めている」と述べた。
同氏は、TradFiの公開により「これらすべてに摩擦なく、ひとつの場所からアクセスできるようになる」と説明し、単なる投機の場から包括的なグローバル市場へのゲートウェイへと進化していると強調した。
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