ビットマイン・イマージョン・テクノロジーズのトム・リー会長は11日、Decryptの動画インタビューで、仮想通貨イーサリアム( ETH )が既に底を打ったとの見方を示した。
同氏が最高投資責任者を務めるファンドストラットの分析によれば、最近3,000ドル(約45万円)を下回った後、イーサリアムは回復基調に転じている。
ビットマインは先週、13万8,452ETH、約4億6,000万ドル(約690億円)相当を購入した。これは10月に20万ETH以上を購入して以来、最大規模の買い増しとなる。
同社は仮想通貨イーサリアムの流通供給量の5%取得を目標に掲げており、現在約386万4,000ETH(流通供給量の約3.2%)を保有し、上場企業として世界最大のイーサリアム保有企業となっている。
リー氏はビットコインとイーサリアムの両資産とも年末までに大きな値動きがある可能性があると予測している。以前、同氏は2025年末までにビットコインが15万ドル(約2,250万円)に達すると予想していたが、11月末にビットコインが10万ドルを下回り続けたため、「おそらく」15万ドルに達する可能性があるとトーンを弱めた。
それでも、リー氏とビットマインは今後10~15年間、ビットコインよりもイーサリアムの将来性に期待を寄せている。特にウォール街が、レイヤー1ネットワークであるイーサリアムと金融の未来におけるその位置づけを受け入れたことを理由に挙げている。
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