ニューヨーク証券取引所は11月22日、グレースケールのドージコイン( DOGE )と XRP 上場投資信託(ETF)の上場を承認した。両商品は11月25日月曜日に取引を開始する。NYSEの子会社であるNYSEアーカは、グレースケールXRPトラストETF株式とグレースケール・ドージコイン・トラストETF株式の上場と登録を認証した。
NYSEアーカは提出書類で「1934年証券取引法の下、グレースケールXRPトラストETFのシリーズであるグレースケールXRPトラストETF株式の上場と登録を承認することを認証する」と述べた。両ファンドは私募商品からETFへの転換となる。グレースケールは既に運用していた信託商品を一般投資家向けのETFに転換する形で市場に提供する。
今週はアルトコインETFの上場が相次いでいる。ビットワイズが運用するXRP現物ETFが20日にNYSEへ上場した。このETFは現物XRPを直接保有し、信託報酬は0.34%で、初月は先着5億ドルまで無料となっている。ビットワイズは運用資産150億ドル超を抱える米大手仮想通貨運用企業で、今回のXRP現物ETFは同社にとって米国で初めてのXRP商品となる。
また、世界最大級の資産運用会社フィデリティは18日、ステーキング機能を備えたソラナ( SOL )ETFの提供を開始した。ティッカーシンボルはFSOLで、同社は18日に米証券取引委員会にフォーム8-Aを提出し準備を整えていた。フィデリティは4番目にソラナETFを開始した企業となり、同社として初めてステーキング機能を含むETFとなった。
米国の規制環境の改善により仮想通貨投資商品の選択肢は大幅に拡大している。
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