リップル、6.1兆円の評価額で新たに770億円調達
米国の仮想通貨関連企業リップルは5日、フォートレス・インベストメント・グループとシタデル・セキュリティーズが主導する5億ドル(770億円)の戦略的投資を実施したと発表した。評価額は400億ドル(6.1兆円)で、パンテラ・キャピタル、ギャラクシー・デジタル、ブレバン・ハワード、マーシャル・ウェイスも参加した。
今回の投資は、リップルが同じ評価額で以前実施した10億ドル規模の自社株買いに続くもので、同社の成長戦略への信頼を示している。リップルは近年、発行済株式の25%以上を買い戻し、従業員や初期投資家に価値を還元してきた。機関投資家からの強い関心を受け、戦略的価値を考慮して5億ドルの新規株式投資を受け入れる決定を下したという。
リップルのブラッド・ガーリングハウスCEOは声明で、世界で最も信頼される金融機関による投資は同社の勢いと市場機会を検証するものだと述べた。同社は2012年に決済から事業を開始し、現在はカストディ、ステーブルコイン、プライムブローカレッジ、企業財務管理にサービスを拡大している。過去2年間で6件の買収を完了し、そのうち2件は10億ドル超の規模だった。
関連: リップル社のステーブルコイン「RLUSD」流通額10億ドル突破
リップルの決済サービスは実用的で拡張性の高い仮想通貨応用例となっている。同社は今年、ステーブルコインインフラ企業レールを買収し、自社ステーブルコインRLUSDと XRP を使用した国境を越えた決済プラットフォームの機能を強化した。
また、声明によると、世界で75の規制ライセンスを保有し顧客に代わって資金移動が可能で、リップル決済の総取引量は950億ドルを超えた。RLUSDは今週、ローンチから1年未満で時価総額(発行額)10億ドルを突破した。
関連: リップル社、米国で仮想通貨現物のプライム・ブローカレッジ事業を開始XRPやRLUSDなどの取引提供
トム・リーのビットマインが210億円相当のイーサリアムを追加購入、2600億円の含み損抱えるも買い増し継続
1.4億ドル相当のイーサリアムを追加購入オンチェーン分析プラットフォームのアーカムのデータによると、ナスダック上場のビットマイン・イマージョン・テクノロジーズと同じ購入パターンを持つアドレスが6日、仮...
JPモルガン、ビットコイン価格予測を17万ドルに引き上げ その条件は=The Block
JPモルガンのアナリストがビットコインの今後6カ月から12カ月の価格予測を17万ドルに引き上げた。レバレッジ調整の進展と金に対する相対的な魅力の向上が理由だという。...
アークのキャシー・ウッドCEO、2030年のビットコイン価格予測を大幅下方修正 150万ドルから120万ドルに
アークインベストのキャシー・ウッド氏が2030年のビットコイン強気予測を150万ドルから120万ドルに引き下げた。ステーブルコインの急速な普及が理由だという。...
