ナスダック上場グリーンレーン、165億円調達でベラチェーン(BERA)戦略を開始
米グリーンレーン・ホールディングス(ナスダック:GNLN)が20日に1億1000万ドル(165億円)の私募増資を実施し、仮想通貨ベラ(BERA)の保有戦略を開始すると発表した。同社は上場企業として最大規模のベラトークン保有者になる見通しだ。
今回の資金調達は仮想通貨VC大手ポリチェーン・キャピタルが主導し、ブロックチェーン・ドットコム、クラーケン、ノース・ロック・デジタル、シチズンX、ダオ5などの機関投資家と仮想通貨専門投資家が参加した。
具体的には、1株3.84ドル、事前資金付きワラント1個3.83ドルで同社のクラスA普通株式とワラントを発行する。調達額は約5,000万ドルの現金と約6,000万ドル相当のベラトークンで構成され、取引は10月23日頃に完了する予定だ。
同社は調達資金の大部分をベラトークンの購入に充て、ベラを主要な財務準備資産とする戦略「ベラストラテジー」を実施する。公開市場と相対取引を通じてベラを取得し、財務運用を確立する計画だ。ベラチェーン財団の支援を受けた初の上場企業によるベラ保有戦略となる。
ベラチェーンは流動性の証明(Proof of Liquidity)を採用した初のレイヤー1ブロックチェーンで、オンチェーンビジネスの成長を加速させる仕組みを持つ。DeFiLlamaの最新データによると、現在のTotal Value Locked(TVL)は、約4億200万ドル(605億円)である。
グリーンレーンの取引完了後、最高投資責任者に就任予定のベン・アイゼンバーグ氏は、ベラの利回り源がブロック報酬の収益化である点が他のブロックチェーンとの差別化要因だと説明した。
また、ベラチェーン財団のジョナサン・イップ法務顧問は、ベラストラテジーが資本市場と機関投資家との幅広い連携における重要な一歩だと述べた。
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