XRP・ドージコインETFの判断延期継続 米SEC、承認は早くても夏ごろか
米証券取引委員会(SEC)は20日、XRPとドージコイン(DOGE)に連動する上場投資信託(ETF)の承認判断期限を延期し、パブリックコメントを募集すると発表した。対象となったのは21Shares Core XRP Trust、Grayscale XRP Trust、およびGrayscale Dogecoin Trustの3つの申請だ。
同時にSECは、BitwiseのイーサリアムETFにステーキング機能を許可するかどうかの判断も先送りにした。過去数カ月間、SECは複数の仮想通貨ETF提案について決定を遅らせ、一般からの意見を求めており、現在XRPからソラナ、ADA、ドージコインまで70件以上の申請が承認待ちの状態だ。
ブルームバーグ・インテリジェンスのETFアナリスト、ジェームズ・セイファート氏はSNS上で「SECによる現物型仮想通貨ETFの審査遅延は想定内」とコメント。「これらの資産に関する早期承認があるとしても、最も早くて6月下旬か7月上旬、より可能性が高いのは第4四半期(10〜12月)初め」との見通しを示した。
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前日にもSECは21Shares Core Solana ETFとBitwise Solana ETFについても決定期限を延期し、Canary Solana TrustとVanEck Solana Trustに関しても一般からの意見募集を開始している。セイファート氏によれば、SECのトップが誰であれ、同機関は通常、ルールに許可された全ての時間を使い切る傾向があるという。
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