アジア富裕層が仮想通貨投資を拡大、アルトコイン市場は節目を超える
暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコイン( BTC )は前日比-0.71%の1BTC=103,167ドルに。
Daan Crypto Trades氏は、ビットコインとイーサリアムを除外したアルトコイン市場の時価総額(TOTAL)が840億ドルの抵抗線をブレイクアウトしたと指摘。今年2月以降に低迷していたアルトコイン市場が底打ち反転したシグナルを強調した。
足元の短期トレンドが上昇傾向にあることから、投資家に「より低タイムフレームのトレンドを注視し続ける必要がある」との見方を示している。
スイスの暗号資産分析企業スイスブロック(Swissblock)が、ビットコインの価格モメンタムに関する分析を発表した。
ビットコインは現在、米中貿易摩擦の緩和からその勢いを増しており、過去最高値の109,000ドルにまで迫っている。
スイスブロックが公開したチャートでは、24年10月〜25年5月までのビットコインの価格モメンタムが可視化されている。5月に入ってから再びモメンタム指標がプラス領域で急上昇していることがわかる。
特に昨年11月〜12月と今年5月の時期に見られる緑色のハイライト領域では、モメンタム指標が最大値近くまで上昇している。
目下は過去最高値に到達できるかという点に集まっている。スイスブロックによれば、一時的な調整後に次の上昇局面が訪れる可能性があり、それによって新たな高値を目指す展開が予想されるという。
香港で開催されたブルームバーグのイベント「 ブルームバーグ ニュー ヴォイス香港」 2025 」で、UBSグローバル・ウェルス・マネジメント・アジアのチェアマン、エイミー・ロー氏は、アジアの富裕層が金(ゴールド)やビットコインへの資金移動を進めているとの見解を示した。
米中貿易摩擦など、地政学的緊張と市場のボラティリティが高まる中、これは投資家の防衛策の覚悟だという。ロー氏によれば、「伝統的なファミリーオフィスの一部が最近、暗号資産に5%を占めている」状況にあり、UBSはアジア太平洋地域で約6000億ドル(2023年末時点)の資産を管理している。
仮想通貨相場の回復とともに、富裕層のデジタル資産への投資比率も拡大する傾向にある。特にシンガポールは仮想通貨規制が進んでおり、富裕層の投資先として人気が集まっているという。シンガポールのファミリーオフィス数は2020年から2023年で約3倍(約1,400)に増加し、デジタル資産への関心も高い。
モルガン・スタンレーの幹部も、アジアの富裕層による金や暗号資産への分散投資の傾向を認めている。富裕層向けのポートフォリオでは一般的に、債券と株式が中心を中心に、オルタナティブ投資(ヘッジファンド、不動産、暗号資産など)が10~20%程度という議論が現実的とされている。
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