サムスン電子は2日(現地時間)、米国の対象ユーザー向けに、ソラナ( SOL )上のステーブルコイン「USDC」を保有・送金できる「ステーブルコインアカウント(Stablecoin Account)」をサムスンウォレット(Samsung Wallet)で提供開始した。10月7日に導入を発表していた機能で、5日の発表によると対象は米国内で約8,200万台の対応端末だ。
今回の機能を巡り、サムスン電子でデジタルウォレットチームを率いる副社長のチェ・ウォンチョル氏は、世界での送金を速く簡単にする可能性がステーブルコインにあると述べた。その上で、ギャラクシーのユーザーが従来の仮想通貨ツールの複雑な操作を介さずに利用できるようにしたい考えを示した。
同機能では、ユーザーが普段使うサムスンウォレット上でUSDCを購入・保有・送受信でき、別の仮想通貨アプリや秘密鍵の管理は必要ない。利用できるのは、サムスンアカウントを持つ米国在住の18歳以上で、「アンドロイド13」以上を搭載した対応端末のユーザーに限られ、ニューヨーク州の居住者は対象外だ。
送金については、米国内のサムスンウォレット利用者と対応する外部ウォレットへのUSDC送金に、サムスン側の手数料がかからず、他の事業者の手数料が発生する場合がある。対象の銀行口座へは60カ国超に送金でき、受取人が現地通貨で受け取れる場合があり、手数料と利用可否は送金先によって異なる。
今後は、オンラインや店頭でギャラクシー端末をかざしてステーブルコインで支払う機能の追加も、サムスンは検討している。米国以外への展開は、各国の規制の整備状況を見て判断する方針だ。
さらに、スイ(Sui)は6日、米国の対象ユーザー向けに、スイ上のUSDCが今月中にサムスンウォレットへ追加されると発表した。5日の発表で提供開始とされているのは、ソラナ上のUSDCに限られる。