暗号資産(仮想通貨)運用企業ビットワイズ(Bitwise)は20日、「Bitwise Staking Report」というレポートを公開し、イーサリアム( ETH )のステーキング数量が2026年3Q(7月から9月)に過去最高数量を更新したことを報告した。
2026年3Q時点のイーサリアムのステーキング数量は4,380万ETHで、供給量の35.9%だったと説明。2026年1〜3Qの累計純増量は796万ETHで、前年同期の131万ETHの約6倍になったとも述べ、この増加の一因としてビットマインなどの企業・機関によるステーキングが寄与しているとの見方を示した。
今回のレポートはステーキング数量など、主に四半期ごとデータを比較する内容。レポートは65ページに及び、イーサリアム以外にも、ソラナ( SOL )、ハイパーリキッド( HYPE )、ロビンフッドチェーン、ニア(NEAR)も取り上げている。
その中で、海外メディアなどの報道で注目を集めている内容の1つが、イーサリアムのステーキング数量。以下は、アクティブなバリデータが保有するイーサリアムの残高である。
2026年3Qのステーキングの純増量は199万ETH。ビットワイズは、これは6期連続の増加であると述べ、同年2Q(4月から6月)の144万ETHからは増加したが、同1Q(1月から3月)の453万ETHは大きく下回ったと指摘している。
ステーキング数量が増えている要因の1つには、企業・機関によるステーキング以外にも、2025年5月に実施されたペクトラアップグレードでバリデータがコンセンサス報酬を自動で複利運用できるようになったこともあるとビットワイズは指摘。ペクトラでは、最大ステーキング数量が32ETHから2,048ETHに増えてもいる。
なお、ステーキングによる年間利回りは、2026年3Qは平均2.63%で、同2Qの2.81%からは低下したと報告。要因には、より多くのイーサリアムがステーキングされ1ETHあたりの利回りが低下したこと、優先手数料などの実行報酬が少なかったことを挙げた。
レポートではソラナについても、ステーキング数量が約4.4億SOLに増加し、過去最大数量を更新したと報告。これは供給量の69%(前期は68%)に相当すると述べている。
また、総計のステーキング年間利回りが約5.99%に下落したことを指摘。原因の1つに新規発行による報酬が減少を続けていることを挙げ、一方で手数料の価格が上がったことは、利回り低下を一部相殺したと述べている。
さらに、今回のレポートでは、他のブロックチェーンを含め、伝統金融のオンチェーン市場が発展していることにも言及。ソラナではミームコインの取引も多いが、トークン化株式の取引高が69.3億ドルと前期比45%増加したことも指摘した。
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